11日からスタートしたブルーノ・マーズの来日公演。Rolling Stone Japanでは来日期間中、ブルーノのことをよりよく知るための記事を連続で公開。5回目は「アップダウン・ファンク」がまさかのボツ曲になる可能性があったというトピックについて。
これまでに7曲の全米No.1ヒット・シングルを生み出してきたブルーノ・マーズだが、彼にとってもヒット曲を生み出すのは容易ではないという。マーク・ロンソンとのコラボで生まれたメガ・ヒット曲「アップタウン・ファンク」も、完成に至るまで何回も作り直され、あわやゴミ箱行きだった可能性もあったという。
「アップタウン・ファン」”の初期デモは、不可思議なハード・ロック風のブレイクと「このマザーファッカーを燃やしちまえ!」とシャウトするコーラスが耳に残るヴァージョンだったそうだ。このお世辞にも素晴らしいと言えないデモについて、「これはさすがにゴミ箱行きだった」とブルーノは語っている。
「あの曲のコーラスには何カ月も費やした。でも、ある日気づいたんだよ。『この曲にコーラスはいらない』ってね」
そうしてついに完成した「アップタウン・ファンク」は、史上2番目の長さとなる14週間にわたってチャートの首位をキープ。ストリーミング再生回数は20億回を超え、1200万枚以上を売り上げることとなった。
Mark Ronson - Uptown Funk ft. Bruno Mars
「(優れた曲を生み出すのは)そりゃあもう死ぬほど大変さ」とブルーノは語っている。「どんなビートも、どんなライムも、どんなコード進行も、既に誰かが作ってしまってるからね。ライバルが星の数ほど存在する中で、ヒット曲を生み出すのは宝くじをあてるようなもんなんだよ。運を味方につけるしかないんだ」
ローリングストーンによるブルーノ・マーズの独占ロング・インタビュー全文はこちらから。
http://rollingstonejapan.com/articles/detail/27294Edited by
The Sign Magazine