本日最終日を迎えたブルーノ・マーズの来日公演。Rolling Stone Japanでは来日期間中、ブルーノのことをよりよく知るための記事を連続で公開。11回目はカニエ・ウェストとの関係について。
常日頃からスキャンダルや失言には注意しているというブルーノ・マーズ。それ故に、カニエ・ウェストからのディスに対しても長らく沈黙を守っていたが、あれから3年の時を経て、当時の想いやその後の顛末を2016年のローリングストーンの取材で語っている。
カニエがブルーノをディスしたのは2013年のこと。ブルーノが「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」でMTV Video Music Awardで最優秀男性アーティスト・ビデオ賞を受賞した際、カニエはブルックリンで行われた自身のショーでこのようにまくし立てていた。
「俺はあの場にいた。ドレイクやブルーノ・マーズが演奏するのを客席から観てた。信じられないことに、ブルーノ・マーズが賞を総なめにしたんだ! MTVは視聴者を洗脳して、あのキュートなマザーファッカーのグッズやら何やらで金儲けしようとしてやがる!」
これに対してブルーノは、「俺が獲ったのは一つだけだ!(実際にはその夜に2つの賞を獲得)」と反論しつつ、笑ってこう続けている。
「でもキュートって部分は間違ってないな。カニエはやっぱりカニエらしくないと世間が喜ばないからさ。彼が言ったことは別に気にしてないよ。俺はどんな批判にもちゃんと耳を傾ける。でも、俺はどんな批評家よりも自分の作品を厳しい目で見てると自負してるんだ。俺のことをディスるやつは、ただセンスがないだけさ」
ブルーノが言うには、その後カニエとは仲直りをしたそうだ。
「あの後、謝罪の電話をもらったんだ(カニエ側はノーコメント)。カニエだって俺のことは好きさ。そうじゃないはずがないだろ?俺はブルーノ・マーズなんだぜ!」
ローリングストーンによるブルーノ・マーズの独占ロング・インタビュー全文はこちらから。
http://rollingstonejapan.com/articles/detail/27294Edited by
The Sign Magazine