SKY-HIライブレポ:答えと希望と可能性を宿した音楽

「SKY-HI TOUR 2018-Marble the World-」名古屋公演のステージに立つSKY-HI

4月21日(土)、22日(日)と幕張メッセ・イベントホールで2日間にわたって開催される「SKY-HI TOUR 2018-Marble the World-」。幕張を含め残すところ4公演となったSKY-HIのツアーだが、ここでは先月3月25日(日)の名古屋公演の模様をレポートする。

先にライブの全体像について触れると、全36曲、トータル2時間以上の圧巻のステージ。しかも、ライヴはA、B、C、D、Eの5つパートに分けていて、それぞれのパートにテーマがあり、5つのアトラクションを楽しめる構成で、2時間は本当にあっという間に過ぎていった(各パートのイメージは、Aパート:エンタテインメント  Bパート:クール Cパート:RAP&メッセージ Eパート:OLD TO THE NEW Dパート:エンディング)。

まずは、ともにツアーをまわるSUPER FLYERSのメンバーがステージへ。ホーンが3名も入った総勢14名の本格的なビッグバンドで、早速分厚くご機嫌な音を奏でてくれる。

そこへSKY-HIが登場し「さあ、パーティを始めよう」と言い放つと1曲目の「BIG PARADE」がスタート。ここから6曲目の「Seaside Bound」までが序章ともいえるAパート。Aパートではラップはあまり披露されず、とにかく歌いながら踊りまくる。それだけのダンスをする理由はSKY-HIの言葉を借りれば「音楽の可視化」で、目で見えない音楽を、ダンスをすることで可視化し、ビギナーの人にもライブを楽しめるように工夫を施している。実際、SKY-HIだけではなく、ダンサー、さらにブラス隊も演奏に合わせて踊る。それゆえ、このAパートはディズニーランド的要素が強く、200%エンターテインしている。



それにしても、終盤まで体力が持つのか?と思うほど、ダンスと歌に全身全霊を注ぐSKY-HI。しかも、ラップも時折だが織り交ぜる。激しい集団でのダンスという特異な肉体性を伴ったラップにも新鮮さを感じたAパートだった。

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