ビリー・コーガン、ダーシーとの確執とカート・コバーンについて語る

メタリカのラーズ・ウルリッヒが司会を務めるAepple Beats 1 Radioの『It’s Electric』にゲスト出演したビリー・コーガン

ラーズ・ウルリッヒのApple Music Beats 1のラジオ番組に出演したスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは、バンドのニューアルバム、ダーシー・レッキーとの確執、そしてカート・コバーンについて語った。

メタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒが司会を務めるApple Music Beats 1 Radioの『It’s Electric』にゲスト出演したビリー・コーガンが、スマッシング・パンプキンズのオリジナルメンバーであるダーシー・レッキーとは「19年間まともな会話を交わしていない」と語った。

スマッシング・パンプキンズは今夏にニューアルバムをリリースし、その後ギタリストのジェームス・イハ、そしてドラマーのジミー・チェンバリンを擁するオリジナルメンバーでツアーに出ることを発表しているが、そのラインナップにレッキーの名前は含まれていない。同ツアーにおいては、ニュー・オーダーのピーター・フックの息子、ジャック・ベイツがベースを弾くことになっている

「過去2年間、僕は彼女との関係を修復しようと何度も試みてきたけど、残念ながらうまくいかなかった。もう19年間、彼女とは面と向かって話していない」コーガンはレッキーとの確執についてそう語っている。「電話では話したんだ。『もう一度一緒にやらないか?きっと素晴らしい経験になる』そんな風に話し合って、彼女も乗り気だと思ってた。でも話が進むにつれて、互いの考えに大きなズレがあることがわかった。彼女は今も過去に囚われてしまっているんだ」

スマッシング・パンプキンズは2月にShiny and Oh So Bright Tourの開催を発表したが、その何ヶ月も前からメンバー間の確執が報じられていた。コーガンがソーシャルメディア上でバンドの再結成ツアーをほのめかした直後、レッキーはBlast Echoのインタビューに応じ、コーガンが彼女をツアーメンバーから除外したと語った。バンド側は彼女がツアーへの参加に応じなかったと主張したが、レッキーはバンドが彼女をフルタイムのメンバーとして迎える気がなかったと語っている。

『It’s Electric』に出演したコーガンは、報道についてこう話している。「僕らの不仲ばかりが取り上げられて、すっかりタブロイド誌のネタにされてしまってる」彼は確執に対する思いについては多くを語らず、こう続けている。「注目されるべきなのは音楽だ。僕ら3人が一緒になれば、メディアから注目されることは分かってる。でもやつらは、予想だにしないマジックを起こそうと奮起する僕らのことを、くだらないリアリティ番組かのように伝えようとする。僕らはバンドであって、見世物じゃないんだ」

Translated by Masaaki Yoshida

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