スーパー・ファーリー・アニマルズのグリフ・リース、4年ぶりのソロ・アルバムを発表

4年ぶりのソロ・アルバム『Babelsberg』をリリースするグリフ・リース(スーパー・ファーリー・アニマルズ)

1996年のデビューから一貫して、実験的でありながらポップであることを追求し続けているウェールズの国民的バンド、スーパー・ファーリー・アニマルズ。そのフロントマンであるグリフ・リースが4年ぶりのアルバム『Babelsberg』を6月8日にリリースする。

新作としてはグリフが音楽を手がけた映画『Set Fire to the Stars』(2016年)のサウンドトラック以来となり、スタジオ・アルバムとしては『American Interior』(2014年)から4年ぶりに届けられる本作。ドラマーに元ザ・フレーミング・リップスのクリフ・スカーロックを迎え、2016年頃にわずか3日間のセッションで録音されたという。また、その18ヶ月後には72人編成のBBCウェールズ交響楽団による新たなオーケストラ・アレンジを加え、再レコーディングを経て完成した。

『Babelsberg』の歌詞では、主要都市の中心に存在する格差のごまかしや、21世紀の新たな新形態である国家支援の殺害、24時間サイクルで情報発信されるニュースに対する麻痺、そして上昇し続ける妄想的男性エゴなどについて触れられているそうだ。新たに公開された「Limited Edition Heart」のリリック・ビデオは、ドナルド・トランプ大統領らしき人物とジーザスが対話するシュールな映像となっている。


なお、古巣ラフ・トレードからのリリースは2作目の『Candylion』(2007年)以来だ。

<リリース情報>



グリフ・リース
『Babelsberg』
2018年6月8日(金)発売
¥2,000+tax
帯・解説書付き

収録曲:
01. Frontier Man
02. The Club
03. Oh Dear!
04. Limited Edition Heart
05. Take That Call
06. Drones in the City
07. Negative Vibes
08. Same Old Song
09. Architecture of Amnesia
10. Selfies in the Sunset

http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=9615

Rolling Stone Japan 編集部

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