米ABCが今月全米で放送されるドキュメンタリー『The Last Days of Michael Jackson』のトレーラーを公開した。これは2時間の特別番組で、ABCのニュース・アンカー、バーバラ・ウォルターズとダイアン・ソイヤーによるマイケル・ジャクソン本人の未公開インタビューも目玉の一つになっている。
同番組では、キング・オブ・ポップとして音楽界に君臨したジャクソンを、インディアナ州ゲーリーでの幼少期とジャクソン5での日々から、彼のカムバック・コンサートと早すぎる死までを丁寧に追っている。
このトレーラーは、ステージで歌う彼とパパラッチにもみくちゃにされる彼という、生き急いだジャクソンの人生を象徴するようなイメージで幕を開ける。
「スターには息をする空間が必要なんだ。彼にリラックスする機会を与えてやってくれ」とジャクソンが言う。「彼も心がある。彼も人間だ。ベッドの上で枕に頭を乗せて寝かせてやってくれ。これ以上何を差し出せばいいんだ?」と。
そして、彼は自分が感じているプレッシャーがどんどん大きくなることを示唆する。「人々はもっともっとと期待が膨らむ。だって一度完成してしまうとそれは永遠に残るから。もう後戻りできなくなってしまう」と。
そして、トレーラーの最後で妹ジャネット・ジャクソンが兄の死について語る。また、親しかった関係者たちが最後の数日間に投与された、ジャクソンを死へと導いた薬について語っている。キャリア最後のツアーを発表したジャクソンは、そのツアー初日の18日前である2009年6月25日に心不全で急死。検視官はジャクソンの死因を「急性プロポフォール中毒」と断定した。
『The Last Days of Michael Jackson』は5月24日放送予定。