マイケル・ジャクソン・エステートが、今は亡きポップスターの半生を描いた新作ミュージカルを2020年上演予定で製作することがわかった。ピューリッツァー賞受賞の脚本家リン・ノテージ率いるクリエイティブチームが手がけるという。
マイケル・ジャクソンの遺産を管理するマイケル・ジャクソン・エステートは、ブロードウェイ・ミュージカルの製作会社コロンビア・ライブ・ステージと共同で、新作ミュージカルを計画中だ。世界中で愛されたポップスター、マイケル・ジャクソンの半生を描いたもので、タイトルは未定。2020年にブロードウェイで上演される見込みだ。
ミュージカルの脚本を手掛けるのは脚本家リン・ノテージ。クリストファー・ウィールドンが演出と振付を担当する。楽曲はマイケルの膨大なヒット曲から構成される予定だ。ノテージは2009年、戦争で荒廃したコンゴに生きる女性を描いた戯曲『Ruined』でピューリッツァー賞文化芸能部門賞を受賞。さらに2017年にも、アメリカ最貧地域のひとつペンシルベニア州レディングを舞台にした戯曲『Sweat』でも2度目の受賞を果たしている。
ウィールドンは世界的に有名な演出家兼コリオグラファーで、代表作は1951年の映画『パリのアメリカ人』のブロードウェイ・ミュージカル。ウィールドンはこの作品でトニー賞最優秀振付賞を受賞している。
ジャクソン・ステートがブロードウェイ・ミュージカルに乗り出すのは今回が初めて。これまで、シルク・ドゥ・ソレイユの協力のもと『マイケル・ジャクソン:ザ・イモータル・ワールド・ツアー』『マイケル・ジャクソン:ワン』の2作品を企画し、近年では2017年にコンピレーションアルバム『スクリーム』をリリースしたほか、3D版ムービー『スリラー』、さらに没後アルバム『マイケル』と『エスケイプ』をリリースしている。