英・巨匠写真家のユニークな写真展開催、ストーンズやボウイなどを「なめし革」にプリント

『Rawhide Rebellion: David Bailey’s Off Cuts』で展示されているローリング・ストーンズの作品(@David Bailey)

60年代からデヴィッド・ボウイやビートルズ、ローリング・ストーンズを撮り続けたフォトグラファーのデヴィッド・ベイリー。「なめし革」にプリントされた一点物の作品群が東京に集結。

英国を代表するフォトグラファー、デヴィッド・ベイリー。60年代からヴォーグ誌を中心に、ボウイ、ストーンズ、ビートルズなどのロック・アイコンたちをカメラに収め続けてきた。そんな彼の作品が、なんと染色した「なめし革」にプリントされ、東京に集結しているという。

19世紀西部開拓時代の辺境開拓者たちから、1950年代の若き反逆者たち、また1970年代と80年代のパンク・カルチャーを象徴する素材でもある「なめし革」。今回は、人類、工芸、インディビジュアリズムなどとの歴史的な結びつきから着想を得て、エキシビジョンのテーマとして、ローハイド(なめし革)に表現されたのだという。

現在、『Rawhide Rebellion: David Bailey’s Off Cuts』(ローハイド・レベリオン:デヴィッド・ベイリーのオフカット)は、東京・表参道にあるPaul Smith SPACE GALLERYで開催されている。







ベイリーは、自分自身の道を築いたとされる世界的なアイコンを被写体に選び、その姿をカメラで捉え続けてきた。今回のエキシビションで展示される“反逆者たち”は、男性も女性も、美しさ、創造性、知恵などで多くの世代に影響を与えたとされる人物で、ビヨンセ、デヴィッド・ボウイ、ジェーン・バーキ ン、ザ・ローリング・ストーンズなど全19作品にも及ぶ。本展は、サーシャ・ベイリーとロナルド・ブリセノが、Quite Useless Arts のチームの協力の下キュレーションしており、ポール・スミスとデヴィッド・ベイリーがコラボレートする4度目(日本では2017年開催の『Bailey’s Icons』に続き2度目)のエキシビションだ。

染色したなめし革にプリントされたというユニークなひねりを効かせた一点ものの作品は、すべて購入可能だそう。 (販売価格:10,000〜20,000 USドル)。 この機会に、希少な作品たちを見に足を運んでみては。


Rawhide Rebellion: David Bailey’s Off Cuts
期間:2018年7月26日(木)〜9月18日(火)
場所:「PaulSmithSPACEGALLERY」東京都渋谷区神宮前5-46-143F
電話:03-5766-1788
定休日:不定休

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