マック・ミラー、死の前日に最後となったパフォーマンス映像を公開

ハリウッドのホテル・カフェで行われたマック・ミラーのショーのオフィシャル映像が、死の前日にオンライン上で公開されていた。

ハリウッドのホテル・カフェで行われたマック・ミラーのショーのオフィシャル映像が、死の前日にオンライン上で公開されていた。

8月にリリースされた『Swimming』のリリースを記念して、マック・ミラーはハリウッドのホテル・カフェで、熱心な少人数のファンを前に「Hurt Feelings」を演奏した。その時のオフィシャル映像は木曜日、ミラーが自宅で死亡する前日にオンライン上で公開されていた。

ホテル・カフェでミラーが歌った「Hurt Feelings」は、ソフトで、トーンも控えめ。バックを固めるバンドは、流れるようなギターとキーボードの小洒落たリフを随所にちりばめ、正統派ソウルを奏で(アルバムに収録されているバージョンは、ラッパーのJ・コールが一部プロデュースで参加している)、ステージ上のミラーは語り掛けるように、ときにはささやくようにラップした。歌詞の内容は、進化は避けられない――「いつも言ってるが、俺は変わらない、でもずっと同じでもいられない」――が、望ましくないものではない、と歌っている。「みんなそれぞれ違っている。文句を言っちゃいけない」。

映像は、10月末に予定されていた『Swimming』ツアーのプロモーションとして収録された。ツアーは北米主要都市を含め、30か所近くを回る予定だった。共演として、ベースの天才Thundercatと、新人ラッパーJ.I.D.が参加する予定だった。

TMZが金曜日午後に報じたところによれば、ミラーはその日の昼頃、サンフェルナンド・バレーの自宅で死亡しているところを発見された。享年26歳だった。

Translated by Akiko Kato

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