ペール・ウェーヴスを形作る音楽と文化「ティム・バートンの映画に出てきそうと言われる」

─あなたたちが所属するDirty Hitは、The 1975やウルフ・アリスもレーベルメイトですよね。音楽的にも通じるところがあるんじゃないかなって。

ヘザー:オーナーの1人、ジェイミー・オズボーンって人が大の80’s狂なの(笑)。というか、今はほとんどのイギリス人が80’sミュージックのファンよね。

─そうなんですか! ペール・ウェーヴスは男女2人ずつの混成バンドですけど、そういう編成のバンドって80年代に入ってから圧倒的に増えましたよね。

ヘザー:あ、確かに。自分たちでは男女の差ってあんまり感じてなくて、すごく近い存在だから一緒にいるだけなんだけど。でも、ステージ映えはするっていうか、男女両方いたが見た目は華やかだよね(笑)。私たちがよく言われるのは、「2組の双子みたい」というのと、それが余りにも絵になるくらい出来過ぎているから「ヤラセバンドなんじゃないか?」っていうこと(笑)。

─(笑)。ステージ映えといえば、ライブで楽器を持っていない時のヘザーの踊りがとても可愛かったのですが、振り付けのイメージとかあります?

ヘザー:ありがとう(笑)。ダンスに関しては、まったくの自己流よ。今は大きな鏡の前で練習する時間がないんだけど、毎日のようにライブをしてたら、だんだんあの動きが身についてきて。特に決めてはないけどやりがちな動きってのがあるのよね。誰かに「ゾンビみたい」って言われたけど、それ喜んでいいのかどうかっていう(笑)。



─ゴスっぽいヴィジュアル・イメージも最高なんですが、どこから影響を受けてますか?

ヘザー:マドンナやレディ・ガガのファッションが好きだけど、それに限らず特にストロングなアイテムにずっと興味を持ってる。もともとプレーンなものは苦手なのだけど、何か意識してこういう格好をしているわけでもなくて。自然に選んでいたらこうなってたというか。服はいつも、ロンドンのブリック・レーンにある古着屋で買うことが多いかな。あとは、ミュージックビデオの撮影で着たものとか、気に入ったら譲ってもらうこともあるわ。

─音楽以外で影響を受けてるものは?

ヘザー:そうだな……ティム・バートンの映画とか。いつもみんなから、「ティム・バートンの映画に出て来そう」って言われてる(笑)。

─僕もそう思いました。彼から出演依頼が来そう……。

ヘザー:あははは! バートン作品は大好きだから嬉しいな。

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