シガー・ロスのドラマー、レイプ疑惑で告発されバンドを脱退

「この事件で有名になりたくなかったので公表することを躊躇していた」と、ボイドはローリングストーンに語った。「でも声を上げることが自分の義務だと感じたし、彼がフェミニストの運動家と婚約している事実を発見したときに奇妙さを感じた。あの時点で、公表しなきゃいけないと実感したし、ブラジー・フォード教授の勇気が最後に私の肩を押してくれた」と。

ディラソンは自分の立場を記した声明をFacebookで公開した。その声明で、シガー・ロスから脱退し、この告発から自分を守ることにすると述べている。

「この一件はここ2〜3日間、無視できないほどの損害を自分に与えている。当然だという人もいるだろうし、そういう人たちと議論を戦わす気はない」とディラソン。そして、「しかし、そう考える人たちに真摯にお願いしたい。怒りを間違った方向に向けないでほしいし、僕の家族、特に妻をこの一件に引きずり込むのはやめてほしい。同時に、みんなに冷静さを保ってほしいし、敵味方に分かれないでほしい。これは裁判所への告訴ではなく、ミーガンがインターネット上で告発しただけだ。声高で挑発的な言葉は誰の利益にもならない。僕にも、ミーガンにも」と、ディラソンの声明は続く。

「この一件が与える影響の大きさから、僕はシガー・ロスを脱退することにした。この決断は断腸の思いだったが、この深刻な告発がバンドとバンドがこれまで作り上げてきた美しくも重要な作品に悪影響を与えたくない。このバンドの仕事は僕にとって本当に大切なものだ。この悪夢から抜け出すためにどんなことでもするつもりだが、性的暴力で苦悩している人々を考慮して、今回の告発に対する闘いを公表するつもりはない」と締めくくっている。

Translated by Miki Nakayama

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