マイク・ラヴがトランプに感謝「ホイットニー・ヒューストンを救おうと最善を尽くしてくれた」

ドナルド・トランプとホイットニー・ヒューストン。1998年、ニュージャージー州アトランティックシティにて。(Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images)

アメリカ現地時間11日、ドナルド・トランプ大統領が音楽近代化法に署名するのを見届けるため、ザ・ビーチ・ボーイズのマイク・ラヴはホワイトハウスにいた。

演壇から降りたラヴは「アメリカが生んだ最高のミュージシャンたちを、常に全力で支えてくれた」と大統領へ賛辞を浴びせ、故ホイットニー・ヒューストンが助けを必要としているときに手を差し伸べた出来事について触れた。

トランプ大統領がヒューストンに具体的にどのようなサポートをしたのかは明らかではないが、1992年に行われたボビー・ブラウンとの結婚式にはトランプも出席。長年にわたる彼女のファンでもあった。「彼女は私の友人だ」と、トランプ氏は2012年にウェンディ・ウィリアムズに語っている。「彼女は自分の声をほとんど失ってしまった。非常に残念だよ」

トランプ氏の憶測によれば、短命に終わったボビー・ブラウンのリアリティ番組『Being Bobby Brown』(2015年)に出演したあたりからホイットニーは負のスパイラルに陥り、ついには死に至ったのだという。「彼女はスーパースターさ」とウィリアムズに語るトランプ氏。「彼女は、ケーブルテレビのリアリティ・ショウに出るべきではなかった。番組をやりたがっていたのは彼のほうで、彼女はまったく望んでいなかった。2人は番組の中で、おぞましい一面をさらけだした。私が思うに、あれがホイットニーの転落の始まりだった。当時、私も最悪だと思った」

この日はマイク・ラヴとともに、キッド・ロック、ジェフ・“スカンク”・バクスター、サム・ムーアがホワイトハウスでの署名式に出席した。当初カニエ・ウェストの出席も報道されていたが、両氏はこの日の午後、個別に面談した。

Translated by Akiko Kato

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