Anchorsong、3rdアルバム『Cohesion』を引っさげ日本ツアー決定

名門トゥルー・ソーツから3rdアルバム『Cohesion』をリリースした日本人プロデューサー、Anchorsong(Photo by MASA HAMANOI)

ロンドンを拠点に活動する日本人プロデューサー、Anchorsong(アンカーソング)が東京・浜松・大阪の3都市で日本ツアーを行うことが発表された。10月26日に名門トゥルー・ソーツからリリースされた最新アルバム『Cohesion』を引っさげての、待望の凱旋ライブとなる。

BBC 6Musicのアルバム・オブ・ザ・イヤーで5位を獲得した前作『Ceremonial』(2016年)では70年代のアフリカン・ミュージックを取り入れていたのに対し、今作『Cohesion』は70〜80年代のボリウッド映画のサウンドトラックからインスピレーションを受け、インドの伝統楽器とエレクトロニックなサウンドを融合した意欲作。伝統楽器と電子音という一見対照的な要素と文化を組み合わせるというコンセプトは、アルバムのタイトルである『Cohesion(結合)』にも表れており、リズムとメロディーの境界線を曖昧にするサイケデリックかつダンサブルな音像を描いている。



タブラやドーラクといった打楽器の音色に魅力を感じて、インドの音楽を掘り下げるようになった。ラヴィ・シャンカルなどの古典音楽も聴いていたけれど、一番興味を持ったのは70年〜80年代のボリウッド映画の音楽だった。無数に存在するサウンドトラックを聴き漁って、サパン・ジャグモーハン、ラジェス・ロシャン、カリアンジ&アナンジといった作曲家たちの作る、カラフルでサイケデリックなダンスミュージックの虜になっていった。彼らの曲を繰り返し聴くうちに、リズムとメロディーの境界線が曖昧な音楽っていう、新しいレコードのコンセプトが形になっていったんだ。
- アンカーソング

待望の日本ツアーは、来年1月に東京・浜松・大阪の3都市で開催。17日に新宿Marzで行われる東京公演では、弦楽四重奏を迎えたスペシャルなセットになるという。



<リリース情報>

Anchorsong 『Cohesion』

Anchorsong
『Cohesion』
発売中
レーベル:Beat Records / Tru Thoughs
品番:BRC-582
価格:¥2,400+税

=収録曲=
1. Eve
2. Expo
3. Mother
4. Oriental Suite
5. Kajo
6. Monsoon
7. Butterflies
8. Rendezvous
9. Last Feast
10. Outro
11. Ceremony
12. Wolves *Japan CD Only
13. Diver *Japan CD Only

<ライブ情報>

Anchorsong Japan Tour 2019

Anchorsong Japan Tour 2019

2019年1月17日(木)東京・新宿Marz(String Quartet Set)
2019年1月18日(金)浜松・Planet Cafe
2019年1月20日(日)大阪Circus

Rolling Stone Japan 編集部

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