90年代の人気青春コメディ映画『クルーレス』リメイク版が進行中

映画『クルーレス』のワンシーン(Photo by Paramount Pictures/Getty Images)

90年代の名作コメディ映画『クルーレス』がリメイクされる。

Deadlineによれば、プロデューサーとして名前が挙がっているのは、『Girls Trip』の脚本家トレイシー・オリバー。TVドラマ『Glow ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』のマルキータ・ロビンソンが脚本を手掛ける。製作はパラマウント・ピクチャーズ。

エイミー・ヘッカーリングが監督・脚本を手掛けた1995年の『クルーレス』は、ジェーン・オースティンの1815年の小説『エマ』をベースにした作品。アリシア・シルヴァーストーンがビバリーヒルズのセレブ高校生シェール役を演じた他、ポール・ラッド、ブレッキン・メイヤー、ステイシー・ダッシュ、故ブリタニー・マーフィーらが出演。初公開から20年経った現在も、10代の映画ファンに支持され続けている。

第1作では、外見ばかりを気にする主人公のシェールは、毒を効かせた受け答えさえも愛くるしく映る。思いを寄せる血のつながらない兄に対して「そんなの、あるわけないじゃん!」と食ってかかったり、男子生徒が女友達にメロメロなのを「あなたがスウィートだから、彼、虫歯になったみたいよ」と表現するなど、ひねりのある名セリフも魅力のひとつ。

リメイク版はまだ製作初期段階のため、第1作の登場人物がカムバックするか否かは不明。リメイクのニュースは、ミュージカル版『クルーレス』がオフブロードウェイ・デビューするタイミングで報じられた。ミュージカル版ではヘッカーリングが脚本を手掛け、ドヴ・キャメロンが主役を演じる。初演は11月20日、ニューヨークのアリス・グリフィン・ジュエル・ボックス・シアターとなっている。

Translated by Akiko Kato

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