ザ・レジデンツの創設者、脳腫瘍により73歳で他界

ザ・レジデンツ(Photo by Randy Bachman/Getty Images)



レジデンツは1972年にシングル「Santa Dog(原題)」でデビューし、1974年にビートルズをおちょくったデビュー・アルバム『Meet the Residents』を彼らのレーベルであるラルフ・レコーズからリリース。その後、約半世紀という長きに渡って60枚以上のアルバムをリリースし、やりすぎとも言える大げさなライブ・パフォーマンス、時々のテクノロジーを駆使した手法、他に類を見ない独特のロック・ミュージックでカルト的な存在となった。また、レジデンツはニューヨーク近代美術館が作品を展示した数少ないアーティストの一つだ。

「レジデンツはバブルガム・ミュージックのシンプルさ、ダイレクトさ、世間に与える影響の大きさを昔からずっと称賛してきた。それと同時にこのスタイルの音楽に苛立ちも感じてきた」と、フォックスは1997年にサンフランシスコ・クロニクル紙に語っている。

フォックスは2015年にレジデンツとバンドのビジネス面を全てケアするクリプティック・コーポレーションから引退している。同年、レジデンツのドキュメンタリー映画『めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー』がリリースされた。

「みんなにとっては受け入れがたいことだろうが、レジデンツはコンセプトであって、バンドではない」と、フォックスは2017年のインタビューで述べている。「コンセプトというのはどんな形にもなり得る。それが表面的にはバンドの形に見えることだってある。ツアーをするためにはバンドというイリュージョンが必要だ。基本的に、コンセプトとして成り立たせるために編成チームが必要なリソースを組み合わせている。この説明通り、とてもドライなものだ。それがプロデューサーの仕事であり、レジデンツは作品なのだ」と。







Translated by Miki Nakayama

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE