ブルース・スプリングスティーン、トニー賞に輝いたブロードウェイ公演のサントラを発売

『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』のNetflix配信に先立ち、同作のサウンドトラック・アルバムをリリースするブルース・スプリングスティーン(Photo by Rob DeMartin)

ニューヨーク・ブロードウェイのウォルター・カー劇場で236回にわたって行われた、ブルース・スプリングスティーンの歴史的な公演『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』が、Netflixで日本時間12月16日午後17時01分より配信開始。それに先立ち、同作のサウンドトラック・アルバムが12月14日にリリースされることが決定した。

世界的ベストセラーとなった自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』を元に制作された『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』は、ミュージカルでもコンサートでもひとり芝居でもない、それらを統合したボスにしかできないパフォーマンスを実現した特別なショー。同じ部屋にいる彼が思い出話を分かち合うような親密な雰囲気を保ちながら、笑いあり、涙ありのストーリーと、それに関係するスプリングスティーンの歌が披露されるというものだ。

同作のサントラでは、それらのストーリーは後に続く曲の「イントロダクション(導入部)」と名づけられており、日本盤にはその対訳も収録。演奏はブルースと彼のギター、そして1台のピアノのみ。しかし、そのダイナミックさは圧倒的で、魔法にかけられたような、心揺さぶられる感動的体験は観た者すべてを魅了する。ミキシングはボブ・クリアマウンテン、マスタリングはボブ・ラドウィッグが担当。YouTubeでは、エミー賞受賞者のトム・ジムニーによる30秒間のティーザー映像が公開されている。



『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』は2017年10月3日にプレビューが始まり、正式公開されたのは10月12日だった。上演期間は当初8週間だったが、すべての公演が発売即ソールド・アウトとなり、3回追加延長され、12月15日に最終日を迎える。第72回トニー賞では「特別賞」も受賞。米ローリングストーン誌は、「血の通った偉業。…最近の記憶の中では、ロック・ミュージシャンによる最も説得力と深遠さを持つショウのひとつ」と絶賛のレビューを寄せている。サントラに収録された「ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームズ」の音源も公開されたばかりだ。





<リリース情報>

スプリングスティーン・オン・ブロードウェイJK写

ブルース・スプリングスティーン
『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』
発売日:2018年12月14日(金)
価格:¥3,200+税
品番:SICP-5997~5998
完全生産限定盤、特殊アウターケース付、2枚組CD、紙ジャケット仕様
解説:五十嵐正、対訳:三浦久
重要な曲間の「語り」訳もブックレットに収録

=収録曲=
01. 成長するってこと
02. マイ・ホームタウン
03. 僕の父の家
04. ザ・ウィッシュ
05. 涙のサンダーロード
06. プロミスト・ランド
07. ボーン・イン・ザ・U.S.A.
08. 凍てついた十番街
09. タファー・ザン・ザ・レスト with パティ・スキャルファ
10. ブリリアント・ディスガイズ with パティ・スキャルファ
11. ロング・タイム・カミン
12. ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード
13. ザ・ライジング
14. ダンシング・イン・ザ・ダーク
15. ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームス
16. ボーン・トゥ・ラン

Rolling Stone Japan 編集部

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