激戦州・コロラドの未来を「無党派層」が左右する

「スイング・ステート(激戦州)」として知られるコロラド州(Photo by Helen H. Richardson/The Denver Post via Getty Images)



「コロラド・ライジング・アクション」のフィールズはこのように述べた。「コロラドの人々は無党派であることに誇りを持っているため、コロラドが赤か青の一色に染まることは決してありません。コロラド最大の党は『無所属』であり、その数は増え続けています」。たしかにそれは事実である。無党派、無所属などと呼び方は様々だが、こうした人々がそれぞれの政党の熱心な支持者と同じ割合で投票所を訪れるだろうか? ボールダーでのイベントでポリスはこの問題に何度も立ち返った。無所属派の投票者が初めて予備選挙で投票することが許された結果、民主党が共和党を上回ったのだ。「当然ながら、民主党支持者と一部の穏健な共和党支持者が私に投票してくれた、という結果になることを望んでいます。それでも、次の州知事を決めることができるのは、無所属派の人々なんです」。ポリスは言った。

近くのバーカウンターに一人の男性が座っている。白髪混じりのポニーテールに、トランプ2020と描かれたTシャツを着ている。ボールダーの民主党イベントだと言うのに、この男性は独立心が強く、特異で、時としてあまのじゃくな西部人にふさわしい洋服を押入れから引っ張り出してきたのだ。候補者のポリスは彼にどんな言葉をかけるだろう? 「選挙シーズン中は政治的な分離が浮き彫りになります」。ポリスは語りはじめた。「コロラドとロッキー山脈の東側地域、コロラドの都心部と地方、農業と産業の間には隔たりがあります。私たちはコロラドをもっとすばらしい州にできるよう、コロラドの人々をつなぐ存在になりたいと思っています」

ポリスとスタッフは彼らが開発したあるツールを得意げに見せてくれた。それは、獲得済みの票をリアルタイムで集計し続けるプログラムだ。その日は既に共和党と民主党とそれぞれ20万ずつの票を獲得している。それと同時に、20万弱の無所属派の票を獲得したことも表示されている。

「スペクトルのありとあらゆる色を揃えているのです」。コロラドの有権者について誰よりも詳しいヒッケンルーパー州知事が言った。

どうやら、問題は現在のコロラドが青い州であるかどうかではなく、無党派層の有権者たちが青い州にするかどうか、という点にありそうだ。いつの時代もアウトロー的なコロラド特有のオールドウエストの魅力は社会の外で暮らす人々を惹きつけてきた。「グラノラ・ファンク」こと大麻に酔いしれても良ければ、空のクアーズ缶めがけて12ゲージ散弾銃をぶっ放すも良し。とにかく、コロラド人は人から指示されるのが嫌いだ。はたして6日の火曜日に何が起きるかは、誰にもわからない。

Translated by Shoko Natori

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