平岩紙が「離婚式」から感じたこと 『このマンガがすごい!』松江監督が聞く収録舞台裏

『このマンガがすごい!』 ©「このマンガがすごい!」製作委員会 

ドキュメンタリードラマ『このマンガがすごい!』第6回のOAでゲスト出演したのは平岩紙。2000年より大人計画に参加し、舞台・映画・ドラマ・CMなど幅広く活躍する個性派俳優だ。Rolling Stone Japanでは監督の松江哲明監督がインタビューした記事を特別にお届けする。

今回、平岩が選んだマンガはサメマチオの『マチキネマ』。12のテーマと12の物語からなる短編マンガ集。その中の『最後の昼』に登場する離婚を考えている女性役に平岩紙が挑んだ。

ー平岩さんは役を演じられる前に取材をされるのですか?

平岩:全くしないです。そういう機会があるならありがたいと思いますけど、例えば馬に乗るとかそういう機会でもない限り、自主的にはあまりしないです。想像でやってしまうところがあります。

ーでも今回の撮影でもすごく観察されてましたし、もともとドキュメンタリーが好きなんですよね。

平岩:すごく好きです。ドラマよりも観ますし、家で録画してるのはドキュメンタリーがほとんど。日常生活でもいろんな人を観察してます。

ーそんな平岩さんが今回ドキュメンタリーで記録されるというのはどうでしたか?

平岩:カメラがいるなという感じはあるんですけど、忘れちゃいますね。最初はちゃんとしなきゃと思う。話し方とか。でも気づくと忘れてて、途中でハッと思い出す。演じるのとは違ってずっと素でいるから、普通に呼吸しているなぁって。

ー離婚式に参加されている方とか、お会いした方々についてはどうですか?

平岩:自分よりももっと自然にただそこにいるなと。それが面白かったし、自分はそれができていないなと気づいて、いろいろと思うことはありました。それにカメラがあることを意外に気にされているんだなとか、そういう気づきもあって。私は普段カメラの前でお仕事することが多いから、プライベートではカメラでお互いを撮りあったりもしないんですよ。だから今日皆さんを見ていて、自然体でそういうことができるのが、すごくうらやましたかったです。

ー今回、マンガを演じる上での取材ということで「離婚」がテーマだったわけですけど、もっと広い視野で「人間味」や「キャラクター」みたいな部分を平岩さんは見ているのかなと思いました。

平岩:大きな意味で人のドキュメントを追っていたのかもしれませんね。一つのテーマに絞って考えたりすることも普段はないので、難しさと面白さがありました。それに対して皆さんが丁寧に答えてくれる。結婚して離婚された経験をお持ちなので、先を進んでる人生の先輩の言葉という感じがしましたね。

Interviewed by Tetsuaki Matsue

ドラマ25『このマンガがすごい!』
毎週金曜24:52~25:23
テレビ東京、テレビ大阪ほかで放送

監督:松江哲明
オープニングテーマ:アンジュルム「タデ食う虫も Like it!」
エンディングテーマ:前野健太
出演:
蒼井優、ゲスト出演:新井浩文と山本浩司、神野三鈴、塚本晋也、でんでん、中川大志、東出昌大、平岩紙、森川葵、森山未來、山本美月(五十音順)

【番組公式HP】 http://www.tv-tokyo.co.jp/konomanga/
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