テイラー・スウィフトが「クラスの除け者だった学生時代」を振り返る

テイラー・スウィフト:2006年撮影(Photo by Michael Buckner/Getty Images)

20日・21日に迫ったテイラー・スウィフトの来日公演。Rolling Stone Japanでは開催日までの間、テイラーのことをよりよく知るための記事を連続で公開する。

今やポップの女帝として君臨するテイラー・スウィフトだが、学生時代はクラスで変わり者扱いされていたという。

もともとカントリー・シンガーとしてデビューしているテイラーは、11歳の頃からカラオケ・コンテストでカントリーを歌い、一年半かけて優勝を射止めている。それを機に地元で行われるスポーツの試合で国歌を歌うまでになっていたが、同世代の間でカントリーはクールな音楽ではなかったため、ランチのテーブルで仲間外れにされたり、カールのかかった髪をからかわれたりしたという。テイラーは大ヒットしたセカンド・アルバム『フィアレス』をリリースした2008年当時、ローリングストーン誌のインタビューでこのように語っていた。

「中学校では、周りとちょっと違うと変わり者にされてしまうの。友達が急に私をからかいだしたのよね。当時の私はギターを持つと手が止まらなくなって、文字どおり、指から血が出るまで引き続けてた。ママがテープを巻いてくれて。それで私がどんなに“人気者”になったか、想像がつくでしょ? 『彼女の指を見てよ、すごく変!』ってね。でもそのうち、教室で女の子たちにいろんなことを言われても、気にならなくなったの。だって放課後には家に帰って、そのことについて曲を書くことができるから」

そのような過去があったからこそ、テイラーは思春期の少女たちが自分自身を受け入れる手助けをしたいと考えるようになったという。実際、テイラーの曲がいかに10代の少女たちの心の支えになっているかを示すエピソードとして、インタビュー記事の中では高校2年生の女の子のファンがテイラーに渡した手紙も紹介されている。

「数年前、初めてあなたの音楽と出会ったとき、私の中の何かが解放されました。私はずっとつらい気持ちを抱えてきたけど、ひとりぼっちではないってあなたが教えてくれました。あなたの歌詞は私の世界そのもので、まるで私の生活を代弁してくれているかのようです。あなたは私に未来への道を与えてくれた。ティーンエイジャーのものの見方を変えたいと私は心から願います。あなたが私にしてくれたように」

Edited by The Sign Magazine

TAYLOR SWIFT reputation STADIUM TOUR in Japan presented by FUJIFILM instax
11月20日(水)・21日(木)東京ドーム
https://www.hipjpn.co.jp/live/ts2018/

Translated by Akiko Kato

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