キム・カーダシアンが語る夫カニエ ・ウェスト「彼は政治について何もわかっていない」

ローリングストーン誌とバラエティのイベントに出演し、インタビューに応じるキム・カーダシアン。(Photo by Rolling Stone)

米国現地時間14日、キム・カーダシアンはローリングストーン誌とバラエティが主催するサミットにて、ホワイトハウス訪問をめぐる自身への非難や夫カニエ・ウェストとトランプ大統領との関係について語った。

この数年間、カーダシアンは刑事司法制度改正の提唱者として活動してきた。6月にトランプ大統領と面会し、アリス・マリー・ジョンソン服役囚の減刑を勝ち取っている。多くの人々がカーダシアンを評価する一方、トランプ大統領との関与をめぐって彼女を非難する人々もいた批判を想定内としつつ、我が道を突き進む道を選んだとカーダシアン氏は語った。

「私の悪評がメディアで取り上げられること——こうしたものは1週間しか続かないけれど——と誰かの人生を救うことの重要性を天秤にかけたら、どっちが重要か考える必要もなかった」とカーダシアンは言った。

カーダシアンのホワイトハウス訪問は当然ながら議論を巻き起こした一方、さらに世間を騒がせたのが、夫カニエ・ウェストによる10月のホワイトハウス訪問だった。訪問後は新進気鋭のコメンテーター、キャンディス・オーウェンズをはじめとする保守派の人物との関係が取り沙汰された。その後、ウェストはオーウェンズとトランプ大統領と距離を保つようになり、「自分でも信じていないメッセージを広めるために利用された」ことに気付いたとTwitterに投稿した。

カーダシアンは、夫とトランプ大統領との関係について率直に語った。ウェストは大統領の政治ではなく、個性に惹かれたのだと。さらには「カニエは政治について何もわかっていないから、最近は私が教育しているの」と付け加えた。

「カニエは自分が好きなものを好きだと言える権利のために戦っているの。たとえ、それがあなたの好きなものとは違っていても。カニエは決して『オッケー、移民問題の状況は把握してるし、あれについても、これについても理解してる』なんて言ったことないわ。もし真実を知っていたら、強い同情心を抱いたと思う。カニエはこうしたものを支持するなんて言っていない。赤い帽子を被っているのに共和党を支持していない、なんて紛らわしいかもしれないけれど。でも、カニエは思想の自由と大多数の共感を得られなくても、自分が好きな人を選ぶ自由のために戦っているの」

また、父親の故ロバート・カーダシアン弁護士の仕事への姿勢がどのようにして彼女をインスパイアしたのか、そして2016年にパリで強盗被害に遭った体験についても語った。

「私自身、被害者意識は抱いていない。それが正しい感情の整理の仕方だとは思っていないし、ただ私個人としての場合を言っているだけ。でも、そういう意識は持ったことがないの」カーダシアンは言った。「私はただ、心の底から学びたいと思い、努力している。これまでのライフスタイルを通して——それは誰もが経験するべきことではないけど——たくさんのことを学んだから、こうした経験を受け入れられるようになった……いずれにしても、母親になると人は変わるの。それに、物質的なことで命が危険にさらされると、そうしたものへの執着がなくなる。命以外のことなんてどうでもよくなるの」



Translated by Shoko Natori

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