メタリカ、カリフォルニア山火事へ10万ドルを寄付

メタリカは、カリフォルニア州の山火事の被害に対し10万ドルの寄付を発表した(Photo by Shutterstock)

現地時間11月17日(土)、メタリカが運営するオール・ウィズイン・マイ・ハンズ基金がカリフォルニア州の山火事の救援活動への10万ドル(約1100万円)の寄付を発表した。また、基金で寄付金を募るため慈善アコースティック・コンサートのデジタルダウンロードも開始した。

現地時間11月17日(土)、メタリカはバンドが運営するオール・ウィズイン・マイ・ハンズ基金を通して、カリフォルニア州の山火事救援活動に10万ドル(約1100万円)を寄付したことを公表した。また、ヘヴィメタル界のレジェンドはファンに対して「助けを必要としている人々と彼らを助けるために頑張っている人々を支援する」ように呼びかけた。

「悲しいことに、カリフォルニア州の北部と南部にある複数のコミュニティが再び史上最悪の山火事に襲われている」と、17日にメタリカの基金が声明を出した。

「オール・ウィズイン・マイ・ハンズ基金は、ノース・ヴァレー・コミュニティ基金とロサンゼルス消防署基金にそれぞれ5万ドル(約550万円)の寄付を行った。この2つの基金は山火事の被害者たちの避難所でのケアと、助けを必要としている近隣住人への救援を行っている」と、声明は続いた。

そしてメタリカは声明内で、「みんなには俺たちと一緒に、助けを必要としている人々と彼らを助けようと頑張っている人たちを支援してほしい。金銭、保存食品、洋服、その他の生活必需品を寄付するのでも、ボラティアとして参加するのでも、被害者に一時的に自宅を解放するのでも、何でもいいから自分のできる範囲でやってほしい。些細なことでも大きな助けとなるのだから」と述べ、ファンに支援を呼びかけた。

延焼を続ける今回の山火事はカリフォルニア州北部と南部の両方で起きており、現在までの死者数は63人にのぼり、すでに何千平方キロメートルという土地が焼け野原と化した。CNNによると、火の勢いが衰えないこの山火事では現在も600人以上が行方不明だ。11月8日にカリフォリニア北部で発生した山火事キャンプ・ファイヤー(火元のキャンプ・クリーク・ロードから命名)は、死者数も焼失面積もカリフォルニア史上最大を記録している。

寄付を行ったメタリカは今回の支援の一環として「All Within My Hands(原題)」のアコースティック・ライブ動画も公開した。これは11月3日にサンフランシスコのザ・メソニックで行ったオール・ウィズイン・マイ・ハンズ基金主催のヘルピング・ハンズ慈善コンサートでの一幕で、このコンサートでは同基金の活動資金として130万ドル(約1億4600万円)を集めている。このときメタリカが演奏した12曲のアコースティック・ライブを今回、特別セットとしてデジタル・ダウンロードできるようにした。この収益はすべてオール・ウィズイン・マイ・ハンズ基金に寄付される。

Translated by Miki Nakayama

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