トラヴィス・スコットの舞台装置がモトリー・クルーのパクりだとトミー・リーが激怒

ステージ上に設置されたローラーコースターに乗るトラヴィス・スコット(Photo by Gary Miller/Getty Images)

モトリー・クルーのドラマー、トミー・リーがラッパーのトラヴィス・スコットを非難した。リー自ら開発したと主張する回転式ローラーコースターと似た舞台装置をトラヴィス・スコットがAstroworldツアーのステージで使用したという。

アメリカ現地時間11月28日、リーはモトリー・クルーの「ファイナル・ツアー」とスコットのAstroworldツアーのライブの動画を同時にInstagramに投稿した。

「この@travisscottとかなんとかって言う大ばか野郎か、そいつのスタッフの誰かが俺の360度回転式ローラーコースターとCrüeciflyの両方をパクってることに今気づいたぜ! 冗談じゃねえよ! てめえにはオリジナリティってもんがないのかよ」。リーは続けて自身のInstagramの別の投稿も見るよう促した。その投稿では、スコットがステージで使用した別のローラーコースターの動画を掲載。このローラーコースターもまた、モトリー・クルーのツアーで使用された別の装置と似ている。



「1つじゃなくて2つもパクってんだ。ふざけんな。真似は賞賛の印って言うけど、これは俺のアイディアの盗作以外の何ものでもねえ。お前ら、どう思う???」とリーはコメントした。

リーの発言を受け、スコットの弁護士はタブロイドメディアTMZにこのように述べた。「舞台装置としてのローラーコースターはトミーが発案したものではない。非難に満ちた彼の怒りには、いかなる法的根拠もない。この装置の製作者兼所有者はステージセットの一環として、装置の使用に関するすべての権限をトラヴィスに付与している」。

さらにTMZは、360度回転式ドラムコースターをめぐって、装置の発案者を自称するエンジニアとリーとの間に裁判沙汰になった経緯を補足した。最終的にはアイデアの発案者がリーであるという判決が下され、リーが勝訴している。

リーのコメントは続く。「ますます面白くなってきたぜ! 俺とプロダクションクルーとで360度回転式ローラーコースターとCrüeciflyを作ってから、ラスベガスのSGPSって会社を雇って作らせたんだ。さーて、トラヴィスのステージセットを作ってるのはどこのどいつだ? くたばれSGPS! 俺が間違ってると思うお前らも全員くたばれ」

スコットとSGPSの両者は、リーの調査結果についてコメントを公表していない。

Translated by Akiko Kato

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