ガンズ・アンド・ローゼスのダフ・マッケイガンが語る、制作中のソロ・アルバム

ガンズ・アンド・ローゼスのダフ・マッケイガンがソロアルバムを制作中だ(Photo by Scott Dudelson)

ガンズ・アンド・ローゼスのベーシスト、ダフ・マッケイガンは、プロデューサーのシューター・ジェニングスとタッグを組んで、2015年の著作『How to Be a Man (and Other Illusions)(原題)』の続編的ソロ・アルバムを制作中だと発表した。本作は、ガンズ・アンド・ローゼスとツアーする自身の音楽人生に触発された作品だという。

ダフ・マッケイガンが2019年にソロ・アルバムをリリースする計画を発表した。この作品のインスピレーションの一部は、再結成したガンズ・アンド・ローゼスのツアー中に得たものだと言う。シューター・ジェニングスがプロデュースを務めるこの作品は、2015年に出版されたマッケイガン2冊目の著書『How to Be a Man (and Other Illusions)(原題)』の続編的アルバムだ。

「この前のツアー中に通り抜けた史跡について記事を2つ3つ書いたら、みんな、それが次の本のテーマかって聞くんだよ」とマッケイガン。「でも目に見えない何かの力に抗えなくて、ちょっとした散文を書いただけだったのさ。ほんと、とっさの反応ってやつだ」と説明した。

そして彼の説明は続いた。「俺がここ2年半の間に世界中を旅しながら経験した傷心、怒り、恐れ、混乱、見解の相違が、俺自身の真実を語るために、音楽でこういう言葉を語る道へと自然に導いてくれた。この作品が多くの人の耳に届いて、俺たち全員を救えればいいと思う。この作品は、娘たちのために作る。俺が育った場所への愛情を示すために作る。この作品は今この時期に作らなければいけないと感じたから作ることにしたんだよ」と。

マッケイガンが最後にリリースしたソロ・アルバムは1993年の『ビリーヴ・イン・ミー』で、その後2011年に、自身のバンド、ダフ・マッケイガンズ・ローデッド名義で『The Taking(原題)』をリリースしている。マッケイガンが新作の作業に取り掛かったのは2018年3月で、ロサンゼルスのステーション・ハウス・スタジオでGNRのツアーの合間に作業を続けていた。

ジェニングスはコメントで今回のコラボレーションについて次のように述べている。「作業初日の夜に俺のピアノの前で、彼の楽曲のアレンジを細かく話し合ったときから、この作品はみんなが必ず聞くべき重要なレコードになるって確信していた。それこそ、スタジオに入ってレコーディングを始める前からね。すべての曲に大きな愛情がこもっている上にとても音楽的だ。聞いた途端に曲の中にスーッと入って行けたから、あっという間にアレンジも浮かんできたよ」

マッケイガンはまだリリース日を決定していないが、現在はアルバムの最終段階だと教えてくれた。GNRが長期に渡って敢行したNot in This Lifetimeツアーは、12月8日のハワイ州ホノルル公演で終了する。再結成GNRのその後の予定はまだ明らかないなっていない。

Translated by Miki Nakayama

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