神野三鈴が演じた実写版『火の鳥』 松江監督が聞く収録舞台裏

左からナビゲーター役の蒼井優、神野三鈴 ©「このマンガがすごい!」製作委員会 

ドキュメンタリードラマ『このマンガがすごい!』第10回のOAでゲスト出演したのは神野三鈴。

2012年に「三谷版『桜の園』」と『組曲虐殺』で紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。舞台で鍛えられたその存在感と演技によって、活動の幅を広げ数々のドラマ・映画に出演している。Rolling Stone Japanでは監督の松江哲明監督がインタビューした記事を特別にお届けする。

今回、神野が選んだマンガは手塚治虫の『火の鳥』。『火の鳥 望郷編』に登場する地球外生物のムーピー役に神野が挑んだ。

ー今回、ムーピーの役をやろうと決めたときの神野さんのお気持ちは?

神野:直感的なところもあったんですけど、正しい答えが分からないものに挑戦できるということで、この機会に甘えさせていただこうと思いました。皆さんで一緒に作り上げたムーピーですし、撮影は本当に楽しかったです。布を被って演じたりとか、子どもの頃にこういうことするのが好きだったから、いま私は役者の仕事をしているんだなって思いましたね。

ー『火の鳥』はずっと愛読していたんですよね。

神野:子どものときに『火の鳥』を知って、大人になってからも何度か読み返してはいたんですけど、長い間読んでなかったんです。今回久しぶりに読んで初めて気づいたこともたくさんあって、まだいろいろ与えてくれるものがある作品なんだなと。そして番組でお会いした僧侶の方と風俗のお仕事をされている方のお二人も『火の鳥』を読んだことがあるとおっしゃっていて、すごい影響力のあるマンガだなと思いました。撮影中、ムーピーの中すごかったですよ(笑)。

ー布の中にいるから誰も見えない(笑)。でも想像の余地があるのがよかったです。

神野:見られたら、私生きていけないです(笑)。ムーピーの中ってどうなってるんだろう?っていろいろ考えて、撮影前日も「そういえば私、明日布を被る役を演じるんだ」と思って、試しにお風呂場で脱いだ服を被ってしゃがんで動いてみたら、飼い猫からの攻撃がすごくて。猫のいる家での練習はおすすめできないです(笑)。

Interviewed by Tetsuaki Matsue

ドラマ25『このマンガがすごい!』
毎週金曜24:52~25:23
テレビ東京、テレビ大阪ほかで放送

監督:松江哲明
オープニングテーマ:アンジュルム「タデ食う虫も Like it!」
エンディングテーマ:前野健太
出演:
蒼井優、ゲスト出演:新井浩文と山本浩司、神野三鈴、塚本晋也、でんでん、中川大志、東出昌大、平岩紙、森川葵、森山未來、山本美月(五十音順)

【番組公式HP】 http://www.tv-tokyo.co.jp/konomanga/
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