コンピューター大手企業アップルが、チャールズ・M・シュルツ氏の人気キャラクターが登場する『ピーナッツ』の新作シリーズを、特番や教育動画としてストリーミングサービス用に制作することがわかった。
コンピューター大手企業アップルがチャールズ・M・シュルツ氏の人気キャラクターの版権をしっかりと手に入れたことで、チャーリー・ブラウンやスヌーピーなどの『ピーナッツ』の仲間が間もなくアップルのストリーミングサービスに登場する。
米メディアのバラエティ誌は、契約の一環としてアップルが『ピーナッツ』のキャラクターが登場する新シリーズ、特番、短編を制作すると報じた。新コンテンツをプロデュースするのは、2017年に『ピーナッツ』の支配株主となったカナダのDHX Mediaだ。
さらに、今回の契約には科学、技術、工学、数学を総称するステム(STEM)教育に関するオリジナルの短編動画の制作も含まれており、Peanuts WorldwideとNASAのパートナーシップによってスヌーピーが宇宙飛行士として主演する。
『ピーナッツ』は、動画ストリーミングにおける存在感を高めようと、アップルが手に入れた戦利品のなかでもっとも新しいものだ。さらにアップルはバスケットボールのスター選手ケビン・デュラント、俳優クメイル・ナンジアニ、スティーブン・スピルバーグ(『世にも不思議なアメージング・ストーリー』のリメイク)、映画監督兼プロデューサーのM・ナイト・シャマランが手がけるジェニファー・アニストンとリース・ウィザースプーンがダブル主演する朝のニュース番組に関するシリーズなどの契約を取りつけている。アップルが開発中の数十作品のなかには、故ジョージ・マイケルを題材としたシリーズ作品も含まれており、アップルは2019年の後半を目標に動画ストリーミングサービスの開始を視野に入れている、とバラエティ誌が報じた。
そうした一方、Apple Musicが企画していたドクター・ドレの半自伝的ドラマシリーズ『Vital Signs(原題)』はグラフィックコンテンツをめぐってお蔵入りが確定した。