ノトーリアス・B.I.G、ウータン・クランがNYのストリートの名前に

ノートリアス・B.I.Gとその仲間たち、1995年1月ニューヨークのブルックリンにて (Photo by Clarence Davis/NY Daily News Archive via Getty Images)

米現地時間12月21日金曜日、ニューヨーク市議会はニューヨーク市を構成する5つの行政区でもっとも愛されている3人のアーティストに敬意を表し、ストリート名をそれぞれのアーティストにちなんだ名前に改名することを満場一致で承認した。そのアーティストとは、ノトーリアス・B.I.G、ウータン・クラン、ウディ・ガスリーだ。「ニューヨーク市の議員たちがこの場所で生まれ育ったヒップホップミュージックにやっとしかるべき敬意と評価を与えたことが嬉しい」と文化芸術活動家のルロイ・マッカーシーはコメントした。

ノトーリアス・B.I.Gが育ったブルックリン区のゲーツ・アベニューとフルトン・ストリートの間にあるセント・ジェームス・プレイスは、ラッパーの本名にちなんでクリストファー・ウォレス・ウェイに改名される。さらに、スタテンアイランド区のヴァンダービルト・アベニューとターギー・ストリートに囲まれた区域は試験的にウータン・クラン・ディストリクトと命名される、と地元メディアのゴッサミストが報じた。今年の11月、ブルックリン地区の諮問委員会であるブルックリン・コミュニティ・ボード2がクリストファー・ウォレス・ウェイへの改名をめぐる請願を投票で承認したことが、金曜日の投票のお膳立ての役割を果たしたのだ。

文化芸術活動家のルロイ・マッカーシーは、ヒップホップの数々の伝説的な舞台にちなんだ名前にストリート名を改名しようと先頭に立って活動していた人物だ。「ニューヨーク市の議員たちがこの場所で生まれ育ったヒップホップミュージックにやっとしかるべき敬意と評価を与えたことが嬉しい。クリストファー・ウォレス・ウェイとウータン・クラン・ディストリクトの命名には長い時間と絶え間ない努力が必要だったけど、ヒップホップは止まらないんだ」とマッカーシーはゴッサミストに語った。

それだけでなく、ウディ・ガスリー・ウェイと命名された、ブルックリン区コニーアイランドのマーメイド・アベニューと交わるウエスト35thと36thストリートにある地区は、1940年代初頭にフォークミュージックのレジェンドが暮らした場所だ。

ニューヨーク市議会は、68対0という投票結果でストリート名の改名を認めたが、最終的にはニューヨーク市長ビル・デブラシオの承認を待たなければならない。

2013年、ブルックリン区のパルメット・パークはビースティー・ボーイズのメンバー、故アダム・ヤウクを偲んで、アダム・ヤウク・パークに改名されている。


Translated by Shoko Natori

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE