甘いマスクを誇る殺人鬼テッド・バンディ 伝記映画ではザック・エフロンが熱演

テッド・バンディ役を演じるザック・エフロン(Courtesy of Voltage Pictures)

悪名高きシリアルキラー、テッド・バンディの生涯を描いた伝記映画『Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(原題)』。この映画でジョー・バーリンガー監督(『Paradise Lost』『Whitey: United States of America v. James J. Bulger』)は、実在の人物クレプファー(リリー・コリンズ)の物語に焦点を当て、恋人であるテッド(ザック・エフロン)への疑念にさいなまれる姿を中心に描いている。

バンディは持ち前の美貌と魅力で被害者たちを誘いこんでいたことで有名だが、この度公開された予告編での彼は、彫刻のような肉体美と永遠のカリスマ性を備えたスター的存在として描かれる。眉をひそめる方もいるだろう――なんといっても彼は、本人の供述によれば、少なくとも30人を手にかけた悪名高い殺人犯なのだから。

今回の作品の脚本が舞い込んできたのは、実際の事件に魅せられたバーリンガー監督がNetflix用に、4話シリーズのドキュメンタリー『殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合』に取り掛かっていた時だった。

本人いわく、ドキュメンタリーでの経験が今回の映画作りに役立ったという。「プロダクションデザイナーやエグゼクティヴプロデュサー、アートディレクターや脚本家にとって、うってつけの資料だった。準備段階で脚本にかなり手を加えたよ」と、監督はローリングストーン誌のインタビューに答えた。「ドキュメンタリーチームに電話して、事実内容の確認をしてもらったり、過去のアーカイブ映像を見てプロダクションデザインを固めていったりできたので、すごく助かった。実際に見てもらえばわかると思う。もちろん多少の演出は加えているけれど、非常に真に迫った、リアルな作品だよ」

実話をベースにした殺人犯の物語は、バンディの血なまぐさい犯罪よりも、どちらかというと長年にわたる恋人同士の絆に焦点を当てている。ジョン・マルコヴィッチが裁判を取り仕切る判事役に、またメタリカのジェイムズ・ヘットフィールドが地元警察官の役で出演。ハリウッドきっての色男が演じるバンディの存在感に注目だ。



Translated by Akiko Kato

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