HYDEが見据える海外の舞台「あと3年でどこまで行けるか」

HYDE(Courtesy of Virgin Music)



―YOSHIKIさんは3日くらい集中してバッと録音されたとのことですが、上がってきたものを聴いてHYDEさんとしてはいかがでしたか。

素晴らしいと思いました、特にピアノソロ。僕の場合、オーダーしたときにどんな感じで返ってくるのか不安なときがあって。こっちの狙いを全然汲み取ってくれなかったり、独自のやり方でガーンとくる人もいたり、けっこうドキドキするんですよね。カッコよければいいけど、自分でも理解できないものがくるときは怖いんです。だけどYOSHIKIさんは、自分が思っていたものより数段違うレベルで演奏してくれたので鳥肌が立ちましたね。

―カップリングにはデュラン・デュランのカバー「ORDINARY WORLD」が収録されています。デュラン・デュランはHYDEさんが80年代に出会ったバンドで、それならば彼らの全盛期だった当時のヒット曲を取り上げるのが自然かと思ったのですが、実際に選んだのは90年代の復活作でした。

確かにそうなんですよね。90年代のデュラン・デュランは全然聴いてなかったし、その頃はもうニルヴァーナとかグランジのバンドが出てきた頃ですよね。時代もそういう方向になってたし。ただ、この曲だけは「あれ? ちょっとスペシャルだな」って思ってました。それまでのデュラン・デュランの感じとも違うし、「なんか気合い入ってるし、こういう曲を今作るのか、いい曲だな」って。

―そういう感じだったんですね。

まあ、でも今回取り上げたことに深い意味はなくて、カバー曲ってアメリカでも主流だし、向こうのフェスとかでライブをするときにみんなが知ってる曲っていうのは入り口になりやすいので、「何かカバーをやりましょう」っていう話にアメリカのスタッフと話している中でなって。それで、バラードをハードにしたような曲がいいんじゃないかっていう流れからみんなでアイデアを出し合って、「じゃあ、バラードだったらこれがいいんじゃないか」っていうことで選んだ曲です。

―デュラン・デュランだからというよりも、選んだ曲がたまたまデュラン・デュランだったということなんですね。先ほどから「海外で」という話が度々出てきますが、L’Arc~en~Cielとしてはマディソン・スクエア・ガーデンまで到達し、VAMPSではDownload Festivalに出演しました。では、ソロとしては何を見据えているんでしょうか。

世界へのアプローチっていう意味ではL’Arc~en~Cielのマディソンはすごいと思うんですけど、それはアニメの力とか昔から聴いてくれてた人が集まったりしたことで実現した、ラルクだからできたことなんですよね。だからソロに関してはアニメとかそういう部分を敢えてなくして、アメリカや世界中の人が普通に聴く音楽としてみんなと同じ土俵に立ちたいなと思っていて、そのために今の活動があると考えてます。

―なるほど。

あとは時間的な問題で、あと3年でどこまで行けるかなって感じですね。僕は日本の音楽にはアメリカにはないカッコいいものがあると思うし、向こうでちゃんとライブやプロモーションをすればウケるだろうなって簡単に思ってたんですけど、なかなかそうはいかなかった。だから残り3年くらいでやれることをやり切るっていう感じですね。

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