ジミー・ペイジが語る、自身の歴史とも言える4本の復刻ギター制作秘話

「ギターの仕様の詳細を詰めるにあたって、ジミーは我々をロンドンの自宅に招いてくれた」とFender Custom Shopのマスター・ビルダーであるポール・ウォーラーは言う。「それから1年以上かけて、ジミーのギターと進化を続けてきたキャリアを甦らせることができた。このギターの歴史はジミーの歴史でもある。“ドラゴン”が誕生し、ジミーはステップアップしてレッド・ツェッペリンが生まれた。ギターや音楽にとってとても重要な瞬間だ。」

ペイジはオリジナルの’59 Teleを、ヤードバーズ時代からレッド・ツェッペリンのレコーディングまでプレイした。1969年のツアーを終えて帰宅したペイジは、友人のひとりがギターのボディを丸裸にして塗り直し、ドラゴンの絵を塗りつぶしているのを目撃する。おかげでギターのサウンドは変わり、ネックピックアップのみが使える状態になってしまった。彼はネックを取り外し、別のブラウンカラーのストリングベンダー付きTelecasterに付け替えた。そして今、ペイジはオリジナルのボディを復活させることとなった。


Fender Custom Shopバージョンの価格は各2万5000ドル(約274万円)で、50本の限定モデル(COA付)。Fender生産ラインの“Mirror”Telecasterは2499.99ドル(約27万4000円)、“Jimmy Page Telecaster”は1399.99ドル(約15万3000円)で提供される。



Translated by Smokva Tokyo

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