ザ・ナショナル、ニューアルバムはマイク・ミルズの短編映画とリンクした異色作

ニューアルバム『I Am Easy To Find』を発表したザ・ナショナル(Photo by Graham MacIndoe)

2017年の『Sleep Well Beast』が第60回グラミー賞の「最優秀オルタナティブ・ミュージック・ アルバム」に輝いたことも記憶に新しいザ・ナショナルが、通算8枚目のスタジオ・アルバム『I Am Easy To Find』をリリース。マイク・ミルズの短編映画とリンクした異色作となる。

今作は、アルバムと同名の短編映画と合わせてリリースされる。映画の音楽はナショナルが手がけているほか、アカデミー賞にノミネートされた経歴を持つマイク・ミルズ(『20センチュリー・ウーマン』『人生はビギナーズ』)が監督、主演はアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデル(『リリーのすべて』『トゥームレイダー』)が務めている。映画を手がけたミルズは、この共同プロジェクトを「お互いのことを真似し合うことが大好きな、遊び心と敵対心を持った兄弟のよう」と表現。また同じビジョンを共有しているとはいえ、アルバムのための映画という訳でもなく、アルバムが映画のためのサウンドトラックという訳でもないと説明している。YouTubeでは、映画『I Am Easy To Find』のトレーラーも公開中だ。



ナショナルの最新作『I Am Easy To Find』は、そのほとんどがNY北部の郊外ハドソン・バレーでレコーディングされたほか、パリ、ベルリン、ダブリンなど各地でもレコーディング・セッションを敢行。ニュージャージー出身のシャロン・ヴァン・エッテン、アイスランド出身のリサ・ハニガン、フランス出身のミナ・ティンドル、そしてディス・イズ・ザ・キットのケイト・ステイブルズなど多くの女性シンガーソングライターがヴォーカリストとして参加している点にも注目だ。

新たに公開されたニューシングル「You Had Your Soul With You」は、今作のオープニングを飾るトラック。約20年間にわたりデヴィッド・ボウイのベーシストを務めた、ゲイル・アン・ドロシーをフィーチャーしているという。



また、5月17日にリリースされる国内盤CDには、ボーナストラック1曲が追加収録される。



<リリース情報>

The National 『I Am Easy To Find』

The National
『I Am Easy To Find』
発売日:2019年5月17日(金)
レーベル:BEAT RECORDS / 4AD
品番:4AD0154CDJP
価格:¥2,400+税
歌詞対訳/解説書封入

=収録曲=
1. You Had Your Soul With You
2. Quiet Light
3. Roman Holiday
4. Oblivions
5. The Pull of You
6. Hey Rosey
7. I Am Easy to Find
8. Her Father in the Pool
9. Where Is Her Head
10. Not in Kansas
11. So Far So Fast
12. Dust Swirls in Strange Light
13. Hairpin Turns
14. Rylan
15. Underwater
16. Light Years
+ Bounus Track for Japan

Rolling Stone Japan 編集部

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