オジー・オズボーン、ケガのために2019年全ツアーを延期「戻ってくるよ」

REX/Shutterstock

ケガによりオジー・オズボーンは今年から2020年にかけてのツアーをすべて延期することとなった。「今の自分がツアーを実行できないこのイライラ、この怒り、この落胆を表す言葉が見つからないよ」とオジーは語る。

最近負ったケガのせいで、オジー・オズボーンは2019年の残りのツアーも延期することを余儀なくされた。肺炎の治療ためにヨーロッパ、アジア、オーストラリアでのツアーをキャンセルしたオズボーンだったが、最近ロサンゼルスの自宅で転倒してしまった。これが原因となり、2003年に九死に一生を得たオフロードカー事故で負った傷が悪化したのである。先月、このケガを治すための手術を受け、現在は回復中のオズボーンを医師たちがケアしている最中だ。

オズボーンはコメントを出して、「またツアーを再スケジュールしないとダメだなんて信じられない。今の自分がツアーを実行できないこのイライラ、この怒り、この落胆を表す言葉が見つからないよ。家族、バンド、友人、ファンからの愛情と支援に感謝している。日に日に回復していることをみんなに伝えたい。完治する。そしてツアーを遂行する。戻ってくるよ!」と述べた。

北米ツアーのチケットを買ったファンには、そのままチケットを持っていることをオズボーンは奨励している。2020年2月に組み直されたツアーで使用できるからだ。ただし、2019年のツアー日程の中でも、フェスティバルでのライブの再スケジュールの予定はない。まだ公表前だが、ハリウッドボウルでの公演は2020年7月に行われる予定になっている。またイギリスとヨーロッパのツアーの新たな日程は今後数週間以内に発表すると言う。

メガデスが今年のツアーのオープニングアクトを務める予定だったが、来年のツアーに参加するかは未定だ。

2018年8月にアメリカでノー・モア・ツアーズ2・ツアーを始めて以来、オズボーンには健康問題が次々と降り掛かってきた。最初はブドウ球菌感染症で北米ツアーの残りの日程を延期した。当時、オズボーンがローリングストーン誌に語った説明は「体調も悪くなかったし、冗談を飛ばして笑っていた。でも主治医に『オズボーンさん、あなたがことの深刻さを理解しているかは定かじゃないのですが、今のあなたはかなり深刻な状況ですよ』と言ったのさ」だった。このとき、彼は一度限りの公演として予定されていた大晦日のオズフェストまでに回復できた。しかし1月に入ると、今度はヨーロッパ・ツアーを延期せざるを得ない状況に陥る。上気道感染になり、肺炎の危険が出てきたからだ。結局は肺炎を発症し、2月に入ってから日本、オーストラリア、ニュージーランドのツアーを延期した。キャンセルが続く中、オズボーンの妻でマネージャーのシャロンは彼の完治を前向きに捉えていて、2月に入ると「集中治療室を出て」自宅で回復中と語っていた。

オズボーンが参加するかはまだ決まっていないが、彼とブラック・サバスのメンバーは5月にロサンゼルスで行われるレコーディング・アカデミー主催の特別式典で表彰されることになっている。ジョージ・クリントン、ディオンヌ・ワーウィックなどと一緒に、グラミー賞特別功労賞生涯業績賞を授与される予定だ。

Translated by Miki Nakayama

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE