テイラー・スウィフト、テネシー州LGBTQ支援団体へ1300万円の寄付

Frank Micelotta/Fox/Picturegroup

テイラー・スウィフトは、LGBTQを個人攻撃する「スレート・オブ・ヘイト(ヘイト助長の意)」法案に反対するため、テネシー州のLGBTQ支援団体「テネシー・イクオリティ・プロジェクト」へ約1300万円の寄付を発表した。

テネシー州でスーパースターとしてのキャリアをスタートさせたテイラー・スウィフトが、LGBTQを個人攻撃する一連の法案に対抗するLGBTQ支援団体に6桁の金額を寄付した。その一つが、養子縁組あっせん業者に同性カップルの養子縁組を異性カップルのそれと差別することを許可する法案だ。

スウィフトは団体支持の表明とともにテネシー・イクオリティ・プロジェクトに11万3000ドル(約1300万円)を寄付した。この金額にはスウィフトのラッキーナンバーとして有名な「13」が含まれている。また、団体の常任理事クリス・サンダーズ宛に手書きの手紙が添えられていた。この手紙には「あなたたちの活動に非常にインスパイアされています。特に、最近の、テネシー州の立法議会が提案している『スレート・オブ・ヘイト』法案に反対する州内の信仰指導者たちの嘆願書です。信仰指導者たちが、あらゆる人間に対して礼拝する場所を提供することを、非常に嬉しく思っています」と書かれてあった。

近年のスウィフトは、社会問題や政治問題に関してはっきりと声をあげるようになっている。昨年の10月には、のちに伝説的なInstagram 投稿と呼ばれる投稿で、11月の中間選挙に出馬したテネシー州の民主党員2人への支持を表明した。この投稿でスウィフトは「LGBTQの権利獲得のための戦いを信じているし、性的指向やジェンダーに基づいた差別は間違っている」と断言した。彼女が支持したテネシー州上院議員候補フィル・ブレデセンは共和党議員マーシャ・ブラックバーンとの戦いに破れたのだが、上記のスウィフトの投稿によって6万5000人がたった24時間で選挙登録するという驚異の結果をもたらした。

テネシー・イクオリティ・プロジェクトのサンダーズはスウィフトの寄付を称賛する投稿で次にように述べている。「テイラー・スウィフトは長年に渡ってLGBTQコミュニティを支援してくれている。彼女はテネシー州での我々の苦境をよく理解しており、信仰指導者を含む、恐怖を物ともせずに愛を叫ぶ多数の良心的な人々を彼女自身の声で力づけている」

Translated by Miki Nakayama

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