スギム: 今のところ、
2部構成にしようと思っているんですよ。座席指定になっているので、いつもは束になって群れている人たちが点在している状態。
坂本:一緒になると何かやばいことが起こっちゃうの?
スギム:1部が終わって休憩で知り合い同士が顔を合わせると、空いたスペースに群がって2部からはみんな酒盛りして音楽なんて聞かないかも(笑)。
坂本:円陣を組んだり?
スギム:円陣はわからないですけど(笑)。
―僕もゆらゆら帝国の野音を観に行った時、友だち同士でお酒を飲みながら、気持ちよく観ていたから、ある程度その自由度はあった方がいいと思いつつ、クリトリック・リスのファンがどういう行動を起こすかはわからなくて。
坂本:全裸になるとか?
スギム:全裸っていう可能性は……。
坂本:全裸はまずいの?
スギム:全裸はまずいっすね。
坂本:放送しなければいいんじゃないの?
スギム:
ライブハウスやったら進行を乱すお客がいたら、ステージから降りて行って直接怒るんですけど、野音はステージから降りれないんで、僕が遠くから注意しても言う事を聞いてくれるかどうか。
坂本:ほら、警備団雇わないと。
スギム:野音自体も自主でやるんですけど、警備員とかそういうことに関しては外部のちゃんとした制作チームを雇うので、安全面は問題ないと思うんですけどね。
―野音って結構ステージ広いじゃないですか。そこに1人で立つことのハードルが高いのかなと思うんですけど、坂本さんが野音に立たれたときも、普段のライブとは違って、野音って特別感みたいなものを感じたりしたんですか。
坂本:それはありましたね。僕も、自分がバンドをやる前にお客さんとして野音に
ライブを見に行っていたから、まさか自分がここでやれるとは思っていなかったし、初めてやった時はすごく感動しましたけどね。
スギム:僕も
ライブハウスの最高峰と思っているんですよ。個人的な感覚で言うと、野音は今まで多くのミュージシャンたちが伝説を作って来た
ライブハウスっていう感覚。
坂本:なんかわからないけどいいんだよね。観に行く側からしても、野音だったら行きたいなっていうのもあるし。特別な感じがありますね。
―実際、普段のライブとは違う臨み方をされていたんですか?
坂本:それは特にないですけど、野外だから明るい時間にいい感じで始まって、夕方ぐらいこうなってっていうことを想像して、日の入り時間を調べて計算したりしたことはあるかな。ちょうどこの曲あたりで暗くなるとか。