ウィキリークス創設者・ジュリアン・アサンジ逮捕、性的暴行から共謀罪まで容疑の全てを解説

以下、ガーディアン紙が入手した警察の文書を引用する。

関連項目

1.違法な強要
2010年8月13日~14日、ストックホルムの被害者[AA]の自宅で、アサンジは暴力を用い、被害者に対し行動の自由の制限を強制した。被害者の両腕を強く押さえつけつつ、彼女の上にのしかかりながら脚を強制的に広げ、体重をかけて彼女の動きを封じるという暴力的行為を働いた。

2.性的虐待
2010年8月13日~14日、ストックホルムの被害者[AA]の自宅で、アサンジは故意に彼女の性的な品位を侵害するような振る舞いで、被害者を虐待した。コンドームの使用が被害者からの明白な要望であり、性交の前提条件であると認識していたにも関わらず、アサンジは彼女に知らせることなくコンドーム未使用で性交を行った。

3.性的虐待
2010年8月18日またはその前後のいずれかの日に、ストックホルムの被害者[AA]の自宅で、アサンジは故意に彼女の性的な品位を侵害するような振る舞いで、被害者を虐待した。すなわち彼女の隣に横になり、裸の勃起したペニスを彼女の体に押し付けた。

4.レイプ
2010年8月17日、エンヒェーピングの被害者[SW]の自宅で、アサンジは彼女が入眠状態のため無力であることを濫用し、故意に彼女との性交を行った。さらに悪質なのは、アサンジはコンドームの使用が被害者からの明白な要望であり、性交の前提条件であると認識していたにも関わらず、コンドームを使用せずに性交を行ったことだ。その性行為には被害者の性的な品位を侵害する意図があった。

上記令状によれば、アサンジは犯罪性のある不正行為をすべて否定したが、女性の1人、AAと性交したことは認めた。(入手文書には、SWと呼ばれる女性による4番目の告訴は含まれていなかった。)

2010年9月、アサンジは警察の尋問後、調査がまだ進行中だったなか、スウェーデンからイギリスへ向かった。スウェーデンの検察官は、アサンジの顧問弁護士に同日の彼の逮捕予定を警告した後、アサンジが逃亡したと述べている。アサンジは後に彼が「はめられた」と主張し、一連の告訴はウィキリークスを破壊するための米国の陰謀の一部であると述べていた。彼の弁護士、マーク・スティーブンスは、被害者とされる女性たちを「ハニートラップ」と呼んだ。

Translated by Chihiro Sato

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