ジャック・ジョンソンが発起人、プラスチック公害削減の環境保護キャンペーン設立

プラスチック公害の削減を目的とする環境保護キャンペーン「BYOBOttle」を立ち上げたジャック・ジョンソン(MediaPunch/REX/Shutterstock)

音楽業界に蔓延するプラスチック公害の削減を目的とする環境保護キャンペーン「BYOBOttle」をジャック・ジョンソンが開始した。他には、ピンク、ボブ・ウィア、ボニー・レイット、デイヴ・マシューズ・バンド、デッド&カンパニー、エンパイア・オブ・ザ・サン、ジャクソン・ブラウンも参加を表明。

ジャック・ジョンソンがBYOBottle(Bring Your Own Bottle: 自分のボトルを持参しよう)という環境保護キャンペーンをスタートし、イベントへの再使用可能なボトルの持参と、イベント会場のウォーターサーバー設置の奨励を本格的に開始した。

この取り組みへの支援を表明して署名を行ったアーティストは、ウィルコ、マルーン5、ピンク、ボブ・ウィアー、ボニー・レイット、デイヴ・マシューズ・バンド、デッド&カンパニー、エンパイア・オブ・ザ・サン、ジャクソン・ブラウン、ルーカス・ネルソン&プロミス・オブ・ザ・リアル、ザ・ルミニアーズ、スティーヴ・アール、スティーヴン・ヴァン・ザント、ベン・ハーパー、ケブ・モ、フルームなど。

「プラスチック公害を削減しようという力強いうねりが起きている。BYOBottleキャンペーンは音楽業界全体が一体となって取り組むことのできる運動で、この話をした人たちはみんな、自分も問題解決の助けとなることを望み、喜び勇んで参加を決めた」と、ジョンソンが声明で述べている。「音楽フェスティバルのポジティブさや成功に対する人々の期待に変化が起きていて、サスティナビリティ(持続可能性)が大きな要素となっている。アーティスト、ファン、会場またはフェスティバルが一致団結して取り組んだときに、プラスチックゴミをどれだけ削減できるのかを、今後みんなと一緒に証明できる期待で震えている」

同じ名前で行われているグリーン・ミュージック・オーストラリアの環境保護運動をモデルにしたBYOBottleでは、アーティストには再利用可能なボトルを持参して移動することを奨励し、コンサート会場にはバックステージに使い捨てペットボトルではなく、ウォーターサーバーを置くことを要請する。その一方で、ファンにはコンサートやフェスティバルに可能な限り再利用可能なボトルを持参することと、この運動への参加をソーシャルメディアで拡散することを推奨している。

ロラパルーザ、オースティン・シティ・リミッツ、テルライド、オハナ、スプレンダー・イン・ザ・グラスなど、主要フェスティバルの多くは、すでにウォーターサーバーの設置数を増加し、再使用可能ボトルを販売している。ニューヨークのフォレスト・ヒルズ・スタジアムを含むライヴ・ネーション所有および運営の30会場もこの運動への参加を決めた。

ツールやリソースを含むBYOBottleの詳細は公式サイトで確認できる。


Translated by Miki Nakayama

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