ブルース・スプリングスティーン、最新アルバムより「Hello Sunshine」MV公開

ブルース・スプリングスティーン

ニューアルバム『Western Stars』を6月14日にリリースするブルース・スプリングスティーン。古き良きカリフォルニア・ポップに影響されたという新曲「Hello Sunshine」のミュージック・ビデオが公開された。

ブルース・スプリングスティーンはテイラー・スウィフトの脚本をお手本に、最新シングル「Hello Sunshine」のビデオを深夜きっかりにネットへ公開した。スプリングスティーン本人はビデオに登場していないが、ニュージャージー州のプレートを付けた古い車が、砂漠のなかを突き走る光景が描かれている。

彼は今週いっぱいにかけて、ソーシャルメディアのアカウントに砂漠のランドスケープが広がる謎めいた写真を投稿して、今回のリリースを仄めかしていた。そして、木曜日の朝に、2014年の『ハイ・ホープス』以来初のオリジナル曲アルバムとなる『ウェスタン・スターズ』を6月14日に発売することを明かした。

スプリングスティーンは、「このレコードは、キャラクター主導型の曲と、広がりのあるシネマチックなオーケストラのアレンジを特徴としていた僕のソロ作品への回帰なんだ。宝石箱のようなアルバムなんだ」と声明を出している。

今回のアルバムには、バート・バカラックやグレン・キャンベルといった60〜70年代カリフォルニアのポップ・アーティストに触発されたもので、その影響は「Wichita Lineman」や「Everybody’s Talkin’」といったクラシックの流れを汲む「Hello Sunshine」にも顕著に表れている。



スプリングスティーンは12月、「みんながその影響を聴き取れるかわからないけど、俺はずっと意識していたんだ」とVarietyに語っている。「その影響は、アルバムのそこかしこにフックをもたらし、曲作りに対するインスピレーションを与えてくれたんだ。また、この作品はシンガーソングライター・レコードになっている。『トンネル・オブ・ラブ』や『デビルズ・アンド・ダスト』といった自分のソロ作とも繋がっているが、一方でそれらとは全く違う。これまでとは異なるキャラクターが、(新作のなかで)それぞれの人生を過ごしているんだ」

『ウェスタン・スターズ』では、ロン・アニエロがプロデュースを担当。E・ストリート・バンドの設立メンバーでキーボード奏者のデイヴィッド・サンシャスと、現在のバンドを象徴しているスージー・タイレル、チャールズ・ギオルダーノがアルバムに貢献している。これまでスプリングスティーンは、1982年の『ネブラスカ』を除く全アルバムでツアーに出ているが、『ウェスタン・スターズ』を提げてのツアープランはまだ発表されていない。




ブルース・スプリングスティーン

『ウェスタン・スターズ』
2019年6月14日発売予定

Translated by Rolling Stone Japan

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