ロジャー・ウォーターズとニック・メイソン、2006年に演奏した「タイム」を回想

それから2年後、リチャード・ライトがガンで他界してしまい、『狂気』のフルラインナップでの再結成は夢と消えた。2011年のO2アリーナ公演の前後にはウォーターズとギルモアが友好関係にあったようだが、最近メイソンがローリングストーン誌に語ったところによると、近年の二人はほとんど交流がないらしい。

「思うに、一番の理由はロジャーがデヴィッドをリスペクトしないことだ」と言って、メイソンが続けた。「ロジャーにとって曲作りが音楽のすべてなんだよ。ギターを弾いたり、歌を歌ったりというのは、誰でもできるというわけではないが、ロジャーにしてみると演奏よりも作る方をもっと重要視して判断してほしいということだ。そんな状況に巻き込まれるのは勘弁してほしいと思う。だって二人の問題だからね。事実、私は二人と良い関係を続けているし、いい大人になっても相変わらず言い争っているあの二人にはけっこうガッカリしている」と。



Translated by Miki Nakayama

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