ヘイトクライム規制のきっかけとなった殺人事件の犯人、テキサス州で死刑執行

1998年、ジェームズ・バード・ジュニアを殺害した犯人、ジョン・ウィリアム・キング。(Photo by Uncredited/AP/REX/Shutterstock)



今年に入ってからアメリカ国内でおこなわれた死刑執行は、キング死刑囚で4件目。テキサス州では3件目となる。1976年に連邦最高裁判所が死刑を合憲と認めて以来、テキサス州では他のどの州よりもはるかに多い、561件の死刑が執行されている。

故バード氏の親族は、ブリュワーとキングの死刑執行を支持していたわけではない。故人の息子ロス・バード氏はブリュワーの死刑執行の際、自分はキリスト教の信者だから父を殺した殺人犯の死刑を支持しない、とワシントンポスト紙に語り、「殺人に殺人で立ち向かうことはできない」と述べた。だが罪の残忍さを考えると、死刑は十分正義を果たしていないと感じている者もいる。「死刑と言っても、眠らせるわけでしょう」と、故人の妹ルヴォン・バード・ハリス氏はキングの死刑執行前にこう述べた。「でも、彼らがジェームズにした仕打ち、ジェームズが受けた苦悩の半分にもならない。私には、彼らがラクな逃げ道を与えられたようにしか見えません」

Translated by Akiko Kato

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