リアーナがLVMHからオリジナルブランドを設立、グループ史上初の有色人種女性

女性としてラグジュアリー業界最大手LVMHで初めてオリジナルブランドを立ち上げることが決定したリアーナ。 David Fisher/REX/Shutterstock

リアーナは、ラグジュアリー業界最大手LVMHからファッションブランド「Fenty(フェンティ)」を設立。オリジナルブランドを立ち上げる初の女性のみならず、LVMHでブランドを運営する初の有色人種女性となる。

ラグジュアリー業界最大手のモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(LVMH)と歴史的な契約を交わしたリアーナが「Fenty(フェンティ)」という新ファッションブランドを展開する、と米ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

「Fenty(フェンティ)」は、LVMHのもとで1987年に誕生した「クリスチャン・ラクロワ」以来、同グループにとって記念すべきブランド立ち上げとなる。これにより、リアーナはLVMHでオリジナルブランドを立ち上げる初の女性のみならず、同グループでブランドを運営する初の有色人種女性となる。

「LVMHとともにデザインに携われるのは私たちにとってとても特別なことです」とリアーナはコメントを発表した。「LVMH会長のベルナール・アルノー氏のおかげで、ラグジュアリーという部門において、アーティスティック面でのいかなる制約もなしにファッションブランドを展開する機会をいただきました。創作とビジネスの両方においてLVMHほどすばらしいパートナーはないと思っています。私たちの作品を世界にお披露目するのが楽しみです」。

「フェンティ」はパリを拠点に今春にもレディ・トゥ・ウェア(既製服)、シューズ、アクセサリーのデビューコレクションを発表する予定ではあるものの、詳しい日程は公表されていない。2017年にリアーナはすでにLVMHとパートナーシップを結び、コスメブランド「フェンティ ビューティー」を立ち上げている。

リアーナによるファッション業界への進出のきっかけは、リアーナがPumaとの合意の一環として「Fenty(フェンティ)」を設立した2016年にさかのぼることができる。「Fenty(フェンティ)」はニューヨーク ファッション ウィークでデビューを果たした後、数々の高評価とともに拠点をパリに移した。当初の「フェンティ」はアスレジャーやシックなストリートウェア(「マリー・アントワネットがジムに着ていくようなウェア」とリアーナは自らのコレクションを表現した)に焦点を当てた一方、2018年にリアーナは新ランジェリーブランド「サヴェージ x フェンティ」をローンチした。

Translated by Shoko Natori

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