EXILE SHOKICHI、3年間にわたるソロの軌跡を振り返る

EXILE SHOKICHI(Courtesy of avex entertainment)

1stソロアルバム『THE FUTURE』のリリースから1114日、EXILE SHOKICHIが満を持して放つ2ndアルバム『1114』には、hideへのオマージュを捧げた「Underdog」から、王道のJ-R&B「白夜」、珠玉のバラード「君に会うために僕は生まれてきたんだ」まで、幅広いジャンル/スタイルの楽曲が収録された。

ブラック・ミュージックのトレンドが色濃く反映された前作から一転、バラエティに富んだその楽曲群には、仲間やファンたちへの信頼と愛情、そしてアーティストとしての成長のあとがくっきりと刻まれていた。ソロデビュー後、約3年間の活動の軌跡の中で、SHOKICHIはいったい何を見て、何を感じてきたのか。

ー前作『THE FUTURE』リリース後、約3年ぶりとなるアルバムです。バラエティ豊かな作品となりましたが、そこにはソロアーティストとしてのスタンスや心境の変化があったのでしょうか。

かなり変化がありました。この3年間の中では特に、EXILE THE SECONDとして2016年から2017年にかけて全国36公演を回ったツアー「WILD WILD WARRIORS」、2017年から2018年にかけて全国33公演を回ったツアー「ROUTE 6・6」を経験したことが大きな糧となりましたね。それまでは自分の作った音楽を多くの方に聞いてもらう機会があまりなかったのですが、SECONDではほとんどの楽曲のプロデュースを任せていただいて、その楽曲をツアーで披露した時に、多くのファンの方々が楽しんでいる姿を見て、これまでとは異なるスタンスになったんです。具体的には、ファンの皆さんに楽しんでもらうにはどうしたら良いのか、より真剣に考えるようになりました。SECONDは、本格始動した直後はまだ未熟なグループでしたが、ツアーを通じて自分たちの色や表現を獲得していくことができたと思います。

ーSHOKICHIさんが考えるSECONDらしさとは?

音楽的にもパフォーマンス的にも、遊びが多いところが特徴だと思います。いろんなジャンルをミックスして、セオリー通りではないやり方でアプローチするのがSECONDの音楽で、それはそのまま僕ならではのアプローチでもあります。そのため、SECONDのツアーが成功したことは、自分の音楽スタイルに対する自信に繋がりました。

ーSECONDのツアーの最終公演では、EXILEの再始動が発表されて、その後はEXILEのメンバーとして2018年7月にアルバムを発売。9月からは全国ドーム公演「STAR OF WISH」に出演しました。EXILEにおける役割も変わったのでは。

未完成だった新生EXILEが、あのツアーを経て1つグループとして完成して、さらに結束が強まったと感じています。僕の役割というところでいうと、グループに対して自信を持って自分の音楽を提示できるようになりましたし、何よりみんなが自分の音楽を信じてくれるようになりました。HIROさん然り、ATSUSHIさん然り、先輩方も僕のことを信じてくれて、これまで積み重ねてきたものは正しかったのだと確信しました。

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