ロックの歴史を彩った名器が集結、メトロポリタン美術館企画展の一部を紹介

4. セイント・ヴィンセントの『マスエデュケーション』エディション・エレキ・ギター
サンプル
Courtesy of St. Vincent

この楽器展において最も新しい展示楽器の1つ、セイント・ヴィンセントのシグネイチャー・ギター“St. Vincent HHH『マスエデュケーション』スペシャル・エディション・ギター”は2017年に作られた。アニー・クラークの視覚的な好みを考えると彼女が際立った色使いのギターを所有しているのも驚くべきことではない。アーニーボール・ミュージックマンが作製したこのモデルはそういった彼女のアプローチを具現化したものである。

5. ジェリー・ガルシアの「ウルフ」エレキ・ギター
サンプル
Courtesy of Guernsey’s, New York

ギターの限界を超えるためにジェリー・ガルシアは1972年にギター職人のダグ・アーウィンにこの「ウルフ」ギターの製作を依頼した。キルテッド・メイプルとフレイム・メイプルで作られたこのギターは1973年から1979年までのガルシアのメイン使用のギターとなった。「ウルフ」はガルシアにとってMIDIを扱える初めてのギターであり、このギターで他の楽器のような音を出すことが可能になった。

Translated by Takayuki Matsumoto

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