モー娘。ライブの舞台裏 マニピュレーターがこだわる「呼吸」の大切さ

ー今、最も成長や変化を感じるメンバーは誰ですか?

大阪 それはどんな子にもありますね。急に変わるんですよ。技量ということではなく、アプローチの仕方というか。

ーそれはどんなふうに?

大阪 春のツアーが終わって、ハロー!プロジェクトのコンサートがあって、秋のツアーが始まると「あれ、どうしたんだろう?」っていうことは多々あります。特に、卒業を控えている子は変わりますね。今までもそうなんですけど、最後のツアーは違ってくる。

ー大阪さんは、ファンが全く気づかないところで変化を感じているわけですね。

大阪 お客さんが何を見ているのかは分からないので、そこは何とも言えないですけどね。でも、音楽を通して感じることってあると思います。阿吽の呼吸じゃないですけど、同じ舞台の上に立っているミュージシャン同士のやり取りと言うか。そういう意味では他のスタッフの方でもわからないことはあるのかもしれないですね。

ー20年ずっとモーニング娘。を見ていて、2019年のモーニング娘。’19のカッコよさはどこにあると思いますか?

大阪 カッコいいというのとはちょっと違うんですが、チームワークのよさですね。こういう言い方をするとアレですけど、極端に言うと、人とのつながりという意味ではもしかしたら仲が悪かったりすることもあるのかもしれない。だけど、舞台に立ったときのチームワークは素晴らしい。それって何でだろうって考えると、「ASAYAN」からはじまったモーニング娘。の歴史の中で、メンバーそれぞれがいろんなものを先輩から受け継いできているからなんだなって。それはものすごく感じますね。

ー“モーニング娘。イズム”みたいな。


大阪 そうですね。流行り廃りとかいい悪いじゃない“何か”があるんだろうなって。そういうことを大事にしていれば、次の世代、次の20年はもっとよくなると思います。

ーところで、スタッフチームで飲みに行ったりすることはあるんですか?

大阪 ないですね(笑)。僕はお酒飲めないんです。個別に行ったりはしているのかもしれないですけど。でも、そんなことをしなくても結果が出るところが凄いと思います。






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