予防接種に疑問を唱える17人の「反ワクチン派」セレブリティ名鑑

トニー・ブラクストンはMMRワクチンが自閉症の悪化につながったのではないかと自著に記す

リサ・ボネット
おそらく、ワクチン義務化反対を明言している数少ないセレブの一人。『コスビー・ショウ』で一世を風靡し、ゾーイ・クラヴィッツを娘に持つ彼女は、1990年にTV番組『The Donahue Show』に出演し、ワクチンが「未知の微生物を子供たちの血液に注入」する可能性があると司会のフィル・ドナヒューに語り、将来的に「ガンや白血病、多発性硬化症、乳児突然死症候群」といった恐ろしい(かつ完全に実証されていない)弊害が起きる可能性があると述べた。ちなみに、彼女の元夫レニー・クラヴィッツはこの意見に賛同していないようで、2013年には国連児童基金(UNICEF)と提携して予防接種を呼びかけ、予防可能な児童疾病の撲滅を訴えた。

トニー・ブラクストン
「アンブレイク・マイ・ハート」のシンガーは2014年の回想録で、息子のディーゼルが受けたMMRワクチンが、自閉症の悪化につながったのではないかと記している。「もしかしたら単なる偶然かもしれませんが、1回目のMMR予防接種を受けた後、息子に異変を感じるようになりました」(本の中では、むかし人工中絶を受けた罰で神様が息子を自閉症にしたのだとも述べている)。

セルマ・ブレア
『クルーエル・インテンションズ』のスターは2015年、予防接種免除の対象から個人の信仰を排除する法案SB277号に反対する陳情を行った。我が子には予防接種を受けさせたものの、「親には選択する権利があります。大半の人々は予防接種を受けています。決めるのは私たちです」とTwitterに投稿した。

ジェンナ・エルフマン
1990年代のコメディドラマ『ダーマ&グレッグ』で有名な女優もまた、法案SB277号に公然と反対を表明していた。「私は反ワクチン派ではありません」とは2015年のTwitterの投稿。「親は、自分が望むのであれば、現行の法律に基づいて子供にワクチンを受けさせればいい。それは彼らの権利なのだから」

同じく2015年、この法案に反対したジュリエット・ルイスや『ザット’70sショー』のダニー・マスターソンと同様、エルフマンもサイエントロジー信者であることは特筆に値するだろう。サイエントロジー教会ではワクチンに対する正式な立場を表明していない。だが今春、サイエントロジーが所有するクルーズ船の乗客にはしかの症例が確認されたため、クルーズ船がキュラソー島で検疫を受けた。

Translated by Akiko Kato

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