6.「ユー・ガット・ザ・シルヴァー」(1969)
リチャードが初めてリード・ヴォーカルを担当したこの楽曲は1999年までライヴで演奏されることはなかったが、それ以降定着した。「彼はこの曲が、どれだけ人々に愛されているか知らなかったんだ」とウッドは明かす。「再びみんなにこの曲を聴いてもらって、それが気に入ってもらえたんだ」
7.「悪魔を憐れむ歌」(1968)
リチャードはこの壮大な楽曲を「とても奇妙な曲。曲の中の間隔が面白くて、素晴らしい曲なんだ。ロニーと俺は、ブリッジまで演奏をしないんだよ:“会いたかった! ”ってね。それからダイナミックに展開していく。終盤ではちょっと遊びを入れてるよ」
8.「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」(1968)
「ものすごいエナジーを持っていかれるんだ」と語るのはウッド。「『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』はいつだってグルーヴィーで、とても良いヴァイヴに溢れてる。オーディエンスに幸せを撒き散らして、バンドにも良い影響があるんだよ。人が笑ってるのを見るのは楽しいよね。それが、俺たちの好きなことなんだよ」
9.「ギミー・シェルター」(1969)
オリジナルの楽曲では、リチャーズはいくつかのギターのサウンドを重ねていた:故に、ライヴでこの曲をプレイするのは「至難の技」だと言う。「一度曲が始まってしまうと、(大丈夫だけど)、正確な音量になっているかがわからないんだ。いつだってそれが不安でね。最初はちょっと不気味な感じがして、時々スタジアムでエコーが聴こえてきたりもするよ」
10.「サティスファクション」(1965)
「このリフはどの時代の中でも最高のものだ」と語るリチャード。1965年からコンスタントにプレイしてきたにも関わらず、飽きたことは一度もないと言う。「未だにこの曲をどうやってタイトにするにはどうすれば良いか、自分に挑戦している。(ベーシストの)ダリル(ジョーンズ)と俺はここ最近も、このリズムの研究をしてるんだ——ほんの少しの違ったアイディアを入れることによって、曲が粋でカッコ良くなるんだよ」