70~80年代英国にて伝説級ミュージシャンを撮影したトシ矢嶋の初作品集発売

トシ矢嶋が収めた70年代中期から80年代初頭のUKミュージックシーンの写真集『LONDON RHAPSODY』

写真家トシ矢嶋の初となる写真集『LONDON RHAPSODY』が、7月9日にリットーミュージックより発売される。

トシ矢嶋は、加藤和彦の後押しで75年に渡英、00年代初頭までロンドンに滞在した写真家。70年代中期から80年代初頭、激動のUKミュージックシーンに身を投じ、パンク、ニューウェイブ、スカ/レゲエ、プログレ、ハードロックなど、さまざまなジャンルのミュージシャンをフィルムに収めてきた。被写体はポール・マッカートニー、クイーン、ボブ・マーリィ、エリック・クラプトン、ポール・ウェラーといった伝説のミュージシャンばかり。ライブステージのみならず、時には自宅などのパーソナルな空間へ足を運び、シャッターを切ることを許された稀有な日本人カメラマンである。そんなトシ矢嶋がおもに70年代中期から80年代初頭にかけて撮影した100を超える作品群を一挙に紹介。当時の麗しきロンドンの風景や、撮影時の仰天エピソードなども織り交ぜながら、氏がたどった"ロンドン・ラプソディー"を追体験できる内容となっている。

また、発売前の6月29日から8月9日の期間で、写真展が東京・青山CAYで開催されている。初日の6月29日と30日にはトシ矢嶋ゆかりの人物とのトークショーが行なわれ、29日には小山田圭吾(コーネリアス)、30日は高橋幸宏が登場した。会場では本の販売もあるとのこと。

登場ミュージシャン(順不同)
ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロン・ウッド、クイーン、ボブ・マーリィ、エリック・クラプトン、エルヴィス・コステロ、デヴィッド・ボウイ、セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュ、ザ・ジャム、ポール・ウェラー、ザ・ポリス、U2、ザ・スペシャルズ、マッドネス、ロリー・ギャラガー、ブライアン・フェリー、ブライアン・セッツァー(ストレイ・キャッツ)、モリッシー、トレイシー・ソーン、シャーデー、ボーイ・ジョージ、デヴィッド・バーン(トーキング・ヘッズ)、ジャパン、リッチー・ブラックモア、ブラック・サバス、イギー・ポップ、ロバート・フリップ(キング・クリムゾン)、スティーヴ・ハケット(ジェネシス)、加藤和彦、YMO、ほか

こんなに素晴らしい写真集がなぜ今まで出なかった?

70年代から80年代のロンドンがいかに濃密で面白かったか。
その貴重な、しかも美しい写真で綴られる記録。
現在の音楽界に失われた躍動がここにある。
―――細野晴臣



<書誌情報>



トシ矢嶋
写真集『LONDON RHAPSODY』

発売日:2019年7月9日(火)
定価:4104円(税込み)
仕様:特殊判型(235mm×235mm)/204ページ

=内容=
●LONDON RHAPSODY(写真コーナー)
●RHAPSODY with Music Lovers
・ポール・マッカートニーの光と影
・ジェフ・ベックのホット・ロッドな田園生活
・ジョニー・ロットンにツバをかけられた!
・忘れられない76年のパンク・フェスティバル
・ザ・クラッシュがあの名盤を生んだ瞬間
・マイ・ブラザー、ボブ・マーリー
・ポール・ウェラーのファッション談義
・オフィスの床に寝ていた"迷い猫たち(Stray Cats)"
・オジー・オズボーンのビル・ワード髭焼き事件
・リッチー・ブラックモアのサイキック・リサーチ
・エリック・クラプトンが真にリラックスした瞬間
・シャーデーとの甘美なひと時
・イギー・ポップの雄弁なる日本食トーク
・ロバート・フリップが放った沈黙の空気
・イエスで著名な幻想画家、ロジャー・ディーンの仕事場

●特別対談 トシ矢嶋 × 小山田圭吾
●コラム
・すべては加藤和彦さんから始まった
・WORK トシ矢嶋の仕事
・SOUNDTRACK 本書を見ながら聴いてほしい15枚

リットーミュージック刊
商品情報ページ:https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3118311001/

<イベント情報>

トシ矢嶋写真展『LONDON RHAPSODY』
会期:2019年6月29日(土)~ 2019年8月9日(金) 
会場:Restaurant Bar CAY

Rolling Stone Japan 編集部

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