グライムスが語る、剣術やアイソレーションタンク駆使する独自のフィットネス論

グライムス(Photographs used in illustration: Vivien Killilea/Getty Images; Shutterstock)



その7:その後ハナも加わって、20〜25分ぐらい一緒に絶叫セッションをやる……

本人がはっきりそうと言っているわけではないが、グライムスと友人のハナ・ペスル――グライムスのシングル「We Appreciate Power」にも登場するミュージシャン兼ゲーマー――がやっているのはおそらく原初療法の一種と思われる。心理学者アーサー・ヤノフ博士が考案して有名になったこのセラピーは、ジョン・レノンやオノ・ヨーコといった人々から支持された。ヤノフ博士は、原初の叫び(赤ん坊が生まれてすぐに発する泣き声のこと)がアルコール中毒や喘息といったあらゆる病気を治すと信じていた。こうした主張は科学的に間違っているものの、原初療法そののものは不安症の治療として現在も高い人気を誇る。『ビッグ・リトル・ライズ』でメリル・ストリープがいきなり夕食の席で叫ぶシーンや、『ミッドソマー』のフローレンス・ピューなど、叫びが今ちょっとしたブームになっている。

その8:声の能力を最大化するはちみつ紅茶で一息いれながらね。

剣術がいかにもグライムスらしいフィットネス法である一方で、一番もっともらしいのがこの部分だ。お茶、とくにレモンやはちみつを加えたお茶はのど荒れの応急措置として昔から知られているし、声帯を強化するという点でも優れている。

その9:そして加湿器をつけたまま寝るの。

サウナの中で収録するようなプロのシンガーなのだから、加湿器をつけて寝るのは当然。グライムス流健康法の中でも間違いなく太鼓判を押せるものだ。加湿器は空気中の湿度を上げ、肌の輝きを保ち、起床時ののどの乾燥を防いでくれる。


Translated by Akiko Kato

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