1979年7月27日にリリースされた6thアルバム『地獄のハイウェイ』は、翌年2月に不慮の死を遂げたリード・ヴォーカル、ボン・スコットにとって最後の作品。このアルバムには、これ以降のAC/DC作品をはじめ、デフ・レパードやフォリナー、最近ではマルーン5やセリーヌ・ディオンなどさまざまなアーティストを手掛けているマット・ランジをプロデューサーに迎え、現在まで続くAC/DCサウンドを確立した傑作と高く評価されている。タイトル曲の「Highway to Hell」は、2013年12月にも全英シングル・チャートで4位にランキングされるなど、イントロで奏でられるあのギター・リフと共に世代を超えて愛されるロック・アンセムとして浸透している。
さらに、1979年にオランダのテレビ番組で「Highway To Hell」をパフォーマンスするレアなライブ映像も公開。当時のメンバーは、ボン・スコット(vo)、アンガス・ヤング(g)、マルコム・ヤング(g)、クリフ・ウィリアムズ(b)、そしてフィル・ラッド(ds)という5人編成だ。