コートニー・バーネットが語る、「絶望」と向き合ったアルバム制作秘話

27(土)フジロックフェスティバルに出演する、コートニー・バーネット(Rolling Stone)


「毎日、自分と向き合って、日々自分の中で起きていることを整理するって興味深いことよ」と、彼女は笑いながら言う。ある意味で、このアルバムはバーネットの日記のようなものだ。そこでの彼女は(「Nameless, Faceless」のように)特定の課題に取り組んだり、自分自身を研究したりする。出来上がった曲のインスピレーションが何かははっきりとわからない上に、自分を苛つかせる原因もよくわからないのだが、全曲に共通することは「内観の報い」のようなものだと彼女が教えてくれた。「完全に曖昧なものがかなり明らかなものに変わる様子が面白いって思う。テーマは一貫していたから、一歩下がって、アルバムを作れるだけ出来上がったかって確認しときに、すべてのつじつまがバッチリ合った」とバーネット。

ゆっくりと出来上がったアルバムのオープニング曲は「Hopefulness」で、冒頭の歌詞が「憎むために生まれた人など皆無/生きているうちにどこかでそれを学ぶ」だ。そこからゆっくりとクレッシェンドして、フィードバックするギター・ソロへと突入する。「それがある意味で、絶望とその絶望から必死に希望を持とうとする状態を表す感情よ。それくらい切り離せないもので、そこから生まれるエネルギーってかなり奇妙ね。それってフラストレーションを感じる世界から生まれたと思うし、絶望していると言葉で発することすら苛つくわけ。だって相当情けないし、無益だから」と、バーネットは笑う。



そして、「その感情と向き合って解消する方法を見つけること、生産的に生きるために何ができるかと考えることが大きく関係していると思う。その奇妙なエネルギーを他の何にどんなふうに変えるってことね」と続ける。

Translated by Miki Nakayama

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