フジロック現地取材 サブリナ・クラウディオが体現する「セクシーさ」の意味

7月26日(金)、フジロック1日目のRED MARQUEEに出演したサブリナ・クラウディオ(Photo by Kazushi Toyota)

フジロックフェスティバル1日目のRED MARQUEEに降臨したR&Bシンガー、サブリナ・クラウディオ。キューバ系とプエルトリコ系の血を引くそのなめらかな歌声と22歳とは思えぬ色気。終演後、インタビューに応じてくれた。

ー素晴らしいライブでした。今回が初来日ですが、ステージの感想を聞かせてください。

フェスごとにいろんな印象を受けるんだけど、オーディエンスがとても集中して聴いてくれていた感じが印象的でした。他の国だとクレイジーに騒いだりするお客さんも多いので。

ーあなたが歌手になったきっかけは?

14歳の時、YouTubeにカバーソングをアップしていました。最初は軽い気持ちで投稿していたんだけど、それがいつの間にか自分の周りで話題になって、そこから真剣に考えるようになったんです。

ーでは、シンガーとしてのスタイルはどのように作られていったんでしょう?

いろんな音楽に影響を受けているから、それらの要素を自分の中にも取り入れています。お父さんがヒップホップやR&Bが好きだったから子供の頃はよく聴いていました。次第にボサノバ、ジャズ、インディー・ロックも聴くようになって、そこからの影響もあると思います。

ーあなたの経歴で面白いなと思ったのが、グレッチェン・パーラトやエスペランサ・スポルディングなど、ジャズ・シンガーにハマった時期があったとか。彼女たちのどんなところに影響されたんですか?

もともとお爺ちゃんの影響でジャズを聴き始めて、その流れで彼女たちの音楽を知りました。どこに惹かれたのかというと、広いレンジのメロディを表現できるところ。彼女たちがきっかけで、スムーズジャズとか聴くようになりました。


Photo by Kazushi Toyota

ーいろんな曲がありますけど、自分にとってハイライトだと思う曲は?

「Confidently Lost」です。自分でもパフォーマンスするのが好きな一曲なんだけど、
その理由はマイアミからロサンゼルスに引っ越してから初めて書いた曲だから。私にとって人生のターニングポイントだったし、環境も一新されて大きな刺激になりました。この曲を歌っていると、自分がどこから来たのかっていう感情を思い起こさせるんです。

Translated by Arisa Samukakwa

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