フジロック現地取材 ステラ・ドネリーが語る「自分らしさ」の話

愛犬はスイス・シェパードの女の子

ーファッションと音楽って密接な関係があると思いますか?

もちろん。例えばデヴィッド・ボウイが女装をしたり、セイント・ヴィンセントがエキセントリックな衣装を身につけたりすることで、人々の関心を引きながらある種のメッセージを送ったり、啓蒙したりすることができるという意味でも、ファッションにはすごく重要な意味があるし、音楽とも密接な関係があると思う。私自身は彼らのような格好はしないけど(笑)、トレンドに関係なく自由な服装をアーティストが着るのは大切なことだと思うな。

ー「Lunch」のミュージック・ビデオにも登場する、あなたの愛犬についてもお聞かせください。

ミシャって名前の白くて大きいスイス・シェパードの女の子を飼ってるんだけど、救助犬としても有名な犬種で。最初はすごく臆病で、家に人が来るたびに吠えていた。だからファースト・アルバムのタイトルを『Beware The Dogs』(「犬に注意」ってしたのだけど(笑)、だんだん慣れさせて今はとてもおとなしくなった。犬と暮らすようになって、自分が母親になったような気分になったかもしれない。今すぐ会いたいわ。


Photo by Kazushi Toyota

ー初めて恋をした時のことを教えてください。

最初は4歳の時。というのは冗談で(笑)、17歳の時ね。近所の幼馴染みの男の子で、今も友達なんだけど、すごく楽しかったしスウィートでいい思い出になってる。

ー恋に落ちるのって、どんなタイミングだったりしますか?

実は今、付き合っている人は別のバンドのドラマーなんだけど、彼のどういうところが好きかというと、自分に自信を持っていて、私にも同じような気持ちにさせてくれるところ。それと、それぞれの人生を尊重しあっているというか、ちゃんと独立しながらお互いを支え合うことが出来るような関係を築けているからとても心地いいの。

ーじゃあ、初めて失恋したときのことは覚えていますか?

ワオ!(笑)。今パッと思い出したのは、私がフッた男の子のこと。でもそのあと結局付き合うことになって、そのあと今度は彼の方からフッてきたということがあったわ(笑)。でも、その子とは今も友達なの。なにしろ住んでいる街が狭いから、どうしてもショッピングセンターで出くわすことがあるし、友達にならざるを得ないってところがあるのよね。というか、基本的に私は別れた後も、良好な関係を築けるタイプなのかも知れない。

ーステラの音楽を聴いていると、「自分らしくいる」ことの大切さについて、考えさせられます。「自分らしくいる」ためにはどうしたらいいか、最後に聞かせてもらえますか?

第一に、正直であること。その次に、信頼を置ける人になること、つまり何かやらかした時にしっかり自分で責任を取るということ。それってシンプルだけど、同時に難しくもある。でも、これさえできれば、ちゃんと自分らしくいられると思うわ。





<来日公演情報>

StellaDonnelly_Flyer.jpg

Stella Donnelly JAPAN TOUR 2019

12月11日(水)渋谷クラブクアトロ
OPEN 19:00/START 20:00
TICKET:¥6,000(前売・1ドリンク代別)

12月12日(木)梅⽥SHANGRI-LA
OPEN 19:00/START 20:00
TICKET:¥6,000(前売・1ドリンク代別)

公演詳細:https://smash-jpn.com/live/?id=3209

Translated by Arisa Samukakwa

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